文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日~8月18日>
15日、大会3日目となるブルガリアオープンでは、男子シングルス・1回戦が行われた。
本戦からの登場となった張本智和(8月世界ランキング5位・木下グループ)は、中国の朱霖峰(ジュリンフォン・同517位)と対戦。
朱霖峰は左利きで、バック面に表ソフトラバーを貼っており、威力のあるフォアハンドとクセ球が出るバックハンドを武器に、予選から勝ち上がってきた。今大会の予選では、6月の香港オープンで水谷隼(同14位・木下グループ)をフルゲームまで追い詰めた邱党(チュウダン・同66位・ドイツ)を破っており、激戦が予想された。
張本が激しい打ち合いを制する
写真:韓国オープンでの張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld
第1ゲームの最初のサーブから相手は張本のバックへロングサーブを出し、フォアハンドで強打する展開となった。チキータからの展開を得意とする張本は不利かと思われたが、落ち着いたブロックと、チャンスがあれば積極的に攻めに転じたことで1ゲーム目を先取。
その後も無理のないプレーで自分のミスを減らし、相手のバック側を攻めることで激しい打ち合いを制していく。
2ゲームを連取し、迎えた第3ゲームでは互いにロングサーブを多用し、先手を奪い合う展開に。バックハンドをどの距離からでも打てる張本がデュースで第3ゲームを勝ち切ると、勢いで第4ゲームも奪い、ストレートで中国選手を完封した。
詳細スコア
〇張本智和 4-0 朱霖峰
11-7/11-9/14-12/11-6