写真:吉村和弘(東京アート・写真左)と宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真右)/提供:ittfworld
大会報道 宇田/吉村、格上香港ペア破る金星<卓球・ブルガリアオープン>
2019.08.15
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日~2019年8月18日>
大会3日目となる8月15日、男女ダブルスの1回戦が始まった。日本男子からは予選を勝ち抜いた宇田幸矢(8月世界ランキング102位・JOCエリートアカデミー/大原学園)/吉村和弘(同43位・東京アート)が登場し、第1シードである中国香港の黄鎮廷(ウォンチュンティン・同17位)/何鈞傑(フージュンジェ・同97位)ペアと対戦した。
一方女子からは、平野美宇(同10位・日本生命)/芝田沙季(同20位・ミキハウス)ペアと、長﨑美柚(同44位・JOCエリートアカデミー/大原学園)/木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)ペアが本戦から登場。両ペアともにストレートで勝利した。
宇田・吉村ペアが第1シードを破る殊勲
予選を勝ち抜いた宇田・吉村ペアは、1回戦で黄鎮廷/何鈞傑と対決。この中国香港ペアは2月のカタールオープンでは優勝しており、その後も数々のワールドツアーで安定して好成績を残している難敵だ。
1ゲーム目は中国香港ペアの質の高いサーブ・レシーブからの展開で先手を取られ、宇田・吉村ペアは先制を許してしまう。
しかし続く2ゲーム目以降は、チキータから強烈な両ハンドドライブで畳みかけ、2ゲームを連取。その後1ゲームを返され、勝負の行方は最終ゲームに。
序盤から両ペア一歩も引かず、見ごたえのある派手なラリーの応酬でわずかに宇田・吉村ペアがリードすると、後半は一転して巧みなコース取りで相手に強打させないラリー力で見事勝利を収めた。
〇宇田幸矢/吉村和弘 3-2 黄鎮廷/何鈞傑(中国香港)
10-12/11-7/12-10/11-7/11-7
女子は両ペア快勝
写真:シンガポールペアに勝った平野美宇(日本生命・写真右)/芝田沙季(ミキハウス・写真左)
女子は平野・芝田ペアがシンガポールの強敵リン・イエ(同71位)/ユ・モンユ(同47位)と対戦。各ゲームで平野・芝田ペアの速攻が光り、相手を寄せ付けずに勝利した。
一方で長﨑・木原ペアは、ベラルーシペアの癖のあるサーブや威力のあるボールにやや苦しんだようにも見えたが、しっかりと対応し、ストレートで勝利した。
両ペアは16日の2回戦で同士討ちとなる。
〇平野美宇/芝田沙季 3-0 リン・イエ/ユ・モンユ(シンガポール)
11-7/11-6/11-7
〇長﨑美柚/木原美悠 3-0 BOGDANOVA Nadezhda/TRIGOLOS Daria(ベラルーシ)
11-9/11-7/12-10