文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・チェコオープン 2019年8月20日~8月25日>
21日、大会2日目を迎えたチェコオープンでは、女子シングルス・予選3回戦が行われた。早田ひな(8月世界ランキング34位・日本生命)が登場し、韓国の申裕斌(シェンユービン・同124位)と対戦。一時はゲームカウント0-2と追い込まれたが、4-2で逆転勝利を収めた。
早田ひな 逆境をはねのけ逆転勝利
写真:逆転勝利を収めた早田ひな(日本生命)/提供:ittfworld
この試合の1,2ゲーム目は、相手のレシーブに早田のバックハンドミスが多くなり、2ゲームを連続で奪われてしまう。しかし2ゲーム目は序盤から0-7まで引き離されたが、6-7まで追いついており、徐々に調整していく。
続く3ゲーム目で早田のバックハンドが入り始めると、ラリー戦で相手を圧倒する場面が増え、ゲームを奪取。さらに4ゲーム目は相手コートを広く使い、両サイドを切るコースにサーブを散らすと優位にラリーを進める。相手もロングサーブなどを混ぜ、有利な状態で先手を取ってきたが、台上プレーや緩いループで緩急をつけた早田が4ゲーム目を奪い、イーブンに戻す。
勢いに乗り始めた早田は、早い打点でクロスにバックドライブを連打し、5ゲーム目を奪った。
6ゲーム目も同様の展開になったが、相手が強い回転をかけてループドライブを放ち、早田のミスを誘う。しかし早田は4-8で迎えた相手サーブで、強気のレシーブで6-8と差を縮める。その後はさらに思い切ってバックハンドで相手のフォア側を徹底して攻めると、逆転で勝利をもぎ取った。
早田は、予選4回戦で本戦進出をかけ、地元チェコの選手と対戦する。
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詳細スコア
○早田ひな 4-2 申裕斌(韓国)
7-11/7-11/11-8/11-7/11-4/12-10