若き日本代表、アジアの強敵に挑む<アジアジュニア&カデット卓球選手権・個人戦> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:韓国オープンでの木原美悠(JOCエリートアカデミー)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 若き日本代表、アジアの強敵に挑む<アジアジュニア&カデット卓球選手権・個人戦>

2019.09.04

文:ラリーズ編集部

<アジアジュニア&カデット選手権 2019年9月2日~2019年9月7日>

9月2日からアジアジュニア&カデット選手権が開催される。世界屈指のハイレベル地域である、アジアの頂点を決める今大会。若手の登竜門のような存在となっており、将来を期待される各国の若手選手が多く出場する。

今回はアジアジュニア&カデット選手権の個人戦の見どころを紹介していく。

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男子ジュニアの部見どころ


写真:韓国オープンでの戸上隼輔(野田学園高)/撮影:ラリーズ編集部

日本からは、ジュニアの部に宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、戸上隼輔(野田学園高)、曽根翔(愛工大名電高)、篠塚大登(愛工大名電高)の4名が出場する。

注目すべきは宇田と戸上の二人。最後のアジアジュニア選手権となるため、是が非でも優勝したいところである。超攻撃型の二人は、波に乗れれば頂点まで一気に駆け上がる可能性が十分にある。

ダブルスでも出場する宇田/戸上ペア。国際大会への出場経験も豊富だ。7月に開催されたオーストラリアオープンでは、中国の馬龍(マロン)/林高遠(リンガオユエン)ペアにフルゲームまで迫るなど、優勝を目指せる実力は十分にある。

男子カデットの部見どころ

カデットの部には、鈴木颯(愛工大名電中)、松島輝空(木下グループ)、前出陸杜(松生TTC)の3名が出場する。

カデットの部では、松島に期待したい。7月に開催された東アジアホープス大会のシングルスの部で優勝しており、同世代に圧倒的強さを誇る。年上相手が多くなるカデットの部でも、優勝なるか。

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女子ジュニアの部見どころ


写真:韓国オープンでの長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/撮影:ラリーズ編集部

日本からは、ジュニアの部に長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)、木原美悠(JOCエリートアカデミー)、
出澤杏佳(大成女子高)、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)の4名が出場する。

女子選手で一番注目すべきは木原。昨年の同大会でシングルスの部で3位に入っており、目指すは優勝のみだ。ジュニア女子は、シェーク裏裏の長﨑、バック表の木原、フォア表バック粒の出澤、カットマンの小塩と多様な戦型が揃っている。アジア選手をどれほど苦しめるのかに期待したい。

女子カデットの部見どころ

カデットの部には日本から3名が出場。横井咲桜(ミキハウスJSC)、張本美和(木下グループ)、赤江夏星(貝塚第二中)が上位進出を目指す。団体戦では準決勝で中国に敗れ、3位という結果に終わったがシングルスではどうか。

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混合ダブルス見どころ

宇田幸矢/木原美悠ペアと戸上隼輔/長﨑美柚ペアの2組が出場する。

どちらも日本男女ジュニアのツインエース同士の右左ペアとなっている。国際大会でも数多くの実績を残すシングルス通りの実力を発揮すれば、上位進出は固いだろう。

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