文:ラリーズ編集部
<ITTFチャレンジプラス・パラグアイオープン 2019年9月10日~14日>
地球の裏側、南米パラグアイで行われる国際大会、ITTFチャレンジプラス・パラグアイOPが10日に開幕した。大会3日目は、丹羽孝希(9月世界ランキング10位・スヴェンソン)、森薗政崇(同62位・BOBSON)、塩見真希(同97位・ミキハウス)が試合に臨んだ。
丹羽がシングルスで初戦敗退したが、森薗はシングルス、ダブルス共に初戦突破、塩見はU21女子シングルスで決勝進出を決めた。
大会4日目となる9月13日、男子シングルス、男女ダブルス、U21女子シングルスの決勝戦、女子シングルスの本戦に日本選手が出場する。
日本男子組み合わせと見どころ
シングルス組み合わせ
森薗政崇 - ALLEGRO Martin(ベルギー)
ダブルス組み合わせ
森薗政崇/ルボミール・ピシュテイ(スロバキア) - ALTO Gaston/CIFUENTES Horacio (アルゼンチン)
第1シードの丹羽が敗退し、森薗のみが勝ち進んでいる日本男子。
森薗はパラグアイへの移動の際、ロストバゲージというアクシデントに見舞われるも、シングルス・ダブルスで無事初戦を突破した。
59時間の移動を経て無事にパラグアイに到着しました。
からの
ロストバッケージしました。
今の持ち物
ラケット、シューズ、ユニフォームと短パン1枚ずつ汗かいて詰みのパターン確定。
— 森薗 政崇 (@MasaMezase) September 12, 2019
森薗が実力通りの力を発揮できれば優勝を目指せる力は十分にある。Tリーグでは張本智和(木下グループ)を下すなど、シングルスでも好成績を残しており、その好調ぶりを見せつけたいところである。
ダブルスでは、ピシュテイ(同55位・スロバキア)との国際ペアでエントリーしている森薗。初戦こそ苦戦したものの、試合を進めるごとにペアリングが良くなっていくだろう。ダブルス名手の森薗とテクニシャンのピシュテイのペアで優勝を目指す。
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日本女子組み合わせと見どころ
写真:ジャパンオープンの早田ひな(日本生命)/撮影:ittfworld
シングルス組み合わせ
早田ひな - CODINA Ana(アルゼンチン)
塩見真希 - KUMAHARA Caroline(ブラジル)
橋本帆乃香 - SILVA Yadira(メキシコ)
ダブルス組み合わせ
塩見真希/橋本帆乃香 - IWASA Agustina(アルゼンチン)/SILVA Yadira(メキシコ)
U21シングルス組み合わせ
塩見真希 - ブルーナ・タカハシ(ブラジル)
4日目から本戦が始まる女子。予選を勝ち上がった塩見、本戦からの早田ひな(同29位・日本生命)、橋本帆乃香(同36位・ミキハウス)が出場。今大会好調の塩見、今シーズン国際大会3勝の早田、国際大会でも結果を残している橋本、初戦を取りこぼすなく、3選手で優勝争いを繰り広げられるか。
写真:タイオープンでの橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:ittfworld
日本から出場している塩見/橋本ペアは国際ペアと対戦する。しっかりと初戦を勝ちきり、頂点を目指していきたい。
>>早田ひな「楽しい卓球」から「楽しめる自分」へ たどり着いた新たな強さ
パラグアイOP3日目 日本選手の結果
男子シングルス
丹羽孝希 2-4 ○ZHANG Kai(アメリカ)
4-11/8-11/6-11/12-10/11-2/8-11
○森薗政崇 4-2 ORENCEL Alexis(アルゼンチン)
11-6/11-6/8-11/11-13/11-7/11-5
男子ダブルス
○森薗政崇/ルボミール・ピシュテイ(スロバキア) 3-2 MUTTI Leonardo/STOYANOV Niagol (イタリア)
10-12/11-2/10-12/15-13/11-6
U21女子シングルス
○塩見真希 3-0 RIOS Valentina(チリ)
11-7/11-5/11-7
○塩見真希 3-0 KAIZOJI Camila(アルゼンチン)
11-5/11-7/11-6