文:ラリーズ編集部
<ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2019年9月15日~9月22日>
19日、大会5日目を迎えたアジア卓球選手権大会では、女子ダブルス・3回戦、および女子シングルス・2回戦が行われた。ダブルス2回戦を勝ち進んだ石川佳純(9月世界ランキング8位・全農)/平野美宇(同9位・日本生命)ペアと芝田沙季(同27位・ミキハウス)/佐藤瞳(同19位・ミキハウス)が登場した。
石川/平野はマレーシアペアを相手に3-0のストレート勝ちを収め、芝田/佐藤も韓国ペアに3-1で勝利。
また女子シングルスでは、石川佳純が北朝鮮選手にフルゲームの末辛勝し、20日の3回戦へと駒を進める。
>>3度目の五輪目指す石川佳純 強さの源は“プロ意識”にあり!?
日本ペア、メダルまであと一歩 2ペアとも準々決勝進出
女子ダブルスでは石川佳純/平野美宇がマレーシアのCHANG LI SIAN ALICE(同336位)/TEE AI XIN(同590位)と対戦。試合は石川/平野がサーブ・レシーブでマレーシアペアを圧倒し、終始大量リードを作って相手を全く寄せ付けずに勝利。20日の準々決勝へと進む。
一方、芝田沙季/佐藤瞳ペアは、韓国の李恩惠/劉恩寵と対戦。第1ゲームを15-17にも及ぶ接戦の末に奪われるも、その後は相手にペースを掴ませずに3ゲームを連取した。芝田/佐藤ペアは20日に、メダルをかけて中国香港の杜凱栞(ドーホイキン・同11位)/李皓晴(リホチン・同37位)と対戦する。
石川佳純、激戦制して3回戦へ
女子シングルスでは石川佳純がKIM Nam Hae(同101位・北朝鮮)と対戦。ワールドツアーへの派遣が少ない北朝鮮選手はデータが少なく、さらにレベルが高いため苦戦を強いられることも多い。
今回も例にもれず、苦しい戦いとなった。第1,2ゲームとも互いに一歩も引かぬ激戦で、わずかな差で石川がゲームを連取。しかし続く第3ゲームをデュースで落すと、第4ゲームまで奪われてしまう。
追い上げられるプレッシャーの中で迎えた最終ゲームでは、石川が実力通りの試合運びで何とか勝利を収めた。
詳細スコア
写真:香港オープンでの平野美宇(日本生命・写真左)と石川佳純(全農・写真右)/提供:ittfworld
女子ダブルス
〇石川佳純/平野美宇 3–0 CHANG LI SIAN ALICE/TEE AI XIN(マレーシア)
11-4/11-3/11-2
○芝田沙季/佐藤瞳 3-1 李恩惠/劉恩寵(韓国)
15-17/11-7/11-6/11-4
女子シングルス
○石川佳純 3-2 KIM Nam Hae(北朝鮮)
13-11/12-10/10-12/7-11/11-6
○加藤美優 3-0 Norkulova Mekhriniso(ウズベキスタン)
11-5/11-7/11-2