石川佳純/平野美宇ペア、準々決勝へ<卓球・スウェーデンオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:アジア選手権での石川佳純(全農・写真左)と平野美宇(日本生命・写真右)/提供:ittfworld

大会報道 石川佳純/平野美宇ペア、準々決勝へ<卓球・スウェーデンオープン>

2019.10.03

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 2019年10月1日~10月6日>

大会3日目となる10月3日、女子ダブルスの1回戦が始まった。日本からは平野美宇(10月世界ランキング9位・日本生命)/石川佳純(同8位・全農)ペアと、木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)/長﨑美柚(同50位・JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアが登場した。

平野美宇/石川佳純ペアは、スロバキア・チェコ混成ペアと対戦し、ゲームカウント3-0で勝利した。しかし第2シードの木原美悠/長﨑美柚ペアは、ポルトガルのベテランペアと対戦し、1-3で敗れる結果となった。

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平野/石川がヨーロッパペアに快勝

平野美宇/石川佳純の対戦相手は、バラボラ・バラージョバー(同42位・スロバキア)/ハナ・マテロワ(同46位・チェコ)となった。

試合は終始平野/石川ペアが先手を取って攻め続ける展開に。威力のある平野のチキータや、石川の意表を突いたツッツキで先手を取るとラリーの主導権を握って、1ゲーム目を先取。

続く2ゲーム目は、リズムにあってきたヨーロッパペアが台から距離を取って、カウンターや変化をつけたブロックで対応してくる。1ゲーム目と異なる戦術を取られた平野/石川はミスを連発するも、終盤で的確に修正。ミスを減らしながらも甘いボールを見逃さずに、逆転で2ゲーム目を奪い、勝利に王手をかける。

3ゲーム目は、2ゲーム目同様ミスを減らしながら、より台に近い位置から厳しいコースにボールを返し続け、見事ストレートで勝利した。

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エリアカペアは、ポルトガルのベテラン勢に阻まれる

一方で木原美悠/長﨑美柚のエリアカペアは、ポルトガルのシャオ・ジェニ(同86位)/ユ・フ(同33位)と対戦。ユ・フは40歳ながらヨーロッパ競技大会でシングルス優勝の実力者だ。

試合は、木原/長﨑がサーブからの展開で思うように点を取れずに1ゲーム目を落とす。続く2ゲーム目は、序盤で相手に6点もの大量リードを作られ、その後食らいつくも2ゲーム目も落としてしまう。

後がなくなった3ゲーム目は一転して、序盤でリード作るとサーブ権を持った時の得点率も上がり始める。8点で相手を抑え、1ゲームを返す。

続く4ゲーム目も、3ゲーム目の勢いのまま試合を進めるも、ポルトガルのベテランペアの経験の前に徐々に対応され始めた。デュースまで持ち込まれた末逆転で4ゲーム目を奪われ、ゲームカウント1-3で苦杯を喫した。

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詳細スコア


写真:ブルガリアオープンでの長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)と木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)/提供:ittfworld

〇平野美宇/石川佳純 3–0 バラボラ・バラージョバー/マテロワ・ハナ(スロバキア・チェコ)
11-7/11-9/11-6

木原美悠/長﨑美柚 1–3 〇シャオ・ジェニ/ユ・フ(ポルトガル)
8-11/9-11/11-8/10-12

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