写真:アジア選手権での石川佳純(全農・写真左)と平野美宇(日本生命・写真右)/提供:ittfworld
大会報道 石川/平野、4強入り 次戦は中国香港ペアと<卓球・スウェーデンオープン>
2019.10.04
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 2019年10月1日~10月6日>
4日、スウェーデンオープン女子ダブルスの準々決勝に平野美宇(10月世界ランキング9位・日本生命)/石川佳純(同8位・全農)ペアが登場し、ポルトガルペアを下し、準決勝進出を決めた。
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“かすみう”勝利 ポイントは3ゲーム目
平野/石川ペアは、ポルトガルのシャオ・ジェニ(同86位)/ユ・フ(同33位)と対戦した。ポルトガルペアは1回戦で日本の木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)/長﨑美柚(同50位・JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアを破り勝ち上がってきた。
試合は、1ゲーム目、平野/石川が主導権を握った。サーブからは回転量ある3球目攻撃で得点を重ね、レシーブからも石川のチキータや平野の意表を突くツッツキ。たとえ打たれてもカウンターとポルトガルペアに思うようなプレーをさせない。
2ゲーム目は、サウスポーであるシャオ・ジェニのクセのあるボールに対し、石川のカウンターミスが目立つ。不運なネットインもあり、9-11で落としてしまう。
迎えた3ゲーム目、じわじわと追い上げられた7-6の場面で日本ペアがタイムアウトをとる。タイムアウト後、一進一退の展開が続き、デュースにもつれ込む。10-11で相手のチャンスボールミスにも助けられ、13-11で日本ペアが3ゲーム目を制した。
激戦となった3ゲーム目をものにした日本ペア。4ゲーム目は終始圧倒し、ポルトガルペアを3-1で下した。
準決勝では中国香港の杜凱琹(ドゥホイカン・同11位)/李皓晴(リホチン・同38位)と対戦する。
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詳細スコア
〇平野美宇/石川佳純 3-1 シャオ・ジェニ/ユ・フ(ポルトガル)
11-4/9-11/13-11/11-6