文:ラリーズ編集部
<2019女子ワールドカップ(成都) 2019年10月18日~20日>
19日、女子ワールドカップ2日目がスタートし、本戦1回戦に日本から平野美宇(日本生命)が登場した。23歳のチャン・リリー(アメリカ)に対し、2ゲームを先制されるも3ゲームを連取。勝利を目前にしたが、そこから逆転されゲームカウント3-4で平野が惜しくも敗退となった。
>>石川佳純・平野美宇、各大陸女王との1回戦へ<卓球・2019女子ワールドカップ2日目見どころ>
平野美宇 パンアメリカチャンピオンに惜敗
チャン・リリーは、9月のパンアメリカン選手権で4種目を制覇している実力者だ。
平野は不運なネットインや、フォア側をうまく狙われ1,2ゲーム目を奪われるも、フォアハンドに迷いがなくなり始めた3ゲーム目からは攻撃のキレが増し、2ゲームを連取。勝負を振り出しに戻した。
重要な5ゲーム目は、平野の両ハンドの攻撃に苦しむチャンが平野の待ちを外すようなコースでラリーを展開する。それに対して平野はミスをしないように回転をかけてラリーを終わらせないようにする。最終的に両ハンドの連携と威力で上回った平野が5ゲーム目を奪って、勝利に王手をかける。
しかし、6ゲーム目はチャンのバック側を徹底して攻める平野に対してチャンは、バックから平野のフォア側へのストレート攻撃を増やした。対応できなかった平野は6ゲーム目を落としてしまう。
勝負の最終ゲーム。チャンは引き続きストレートを突き、平野のフォアを執拗に狙う。さらにナックルサーブに対して甘いレシーブになったのを見逃さず、一気に平野を突き放す。平野も食らいついたが、ややフラット気味のチャンの打球に押し込まれ、惜しくも敗れてしまった。
>>福原愛・平野美宇、期間限定でゲームに登場 ダブルスにも挑戦可能
詳細スコア
写真:激戦を制したチャン・リリー(アメリカ)/提供:ニッタクニュース
平野美宇 3–4 〇チャン・リリー(アメリカ)
10-12/8-11/11-8/11-8/11-8/5-11/5-11