文:ラリーズ編集部
<JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会 2019年11月6日~11月10日>
6日、卓球ワールドカップ(団体戦)で日本女子がアメリカを3-0で下し、予選Bグループを1位で通過した。
東京五輪と同一方式の「1ダブルス・4シングルスの3点先取」で開催されている本大会では、番狂わせの多いダブルスから団体戦がスタート。日本女子は安定感のある石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペア、続く伊藤美誠(スターツ)のシングルスで2点を先取し、相手にプレッシャーをかけた状態で後半のシングルスに臨むオーダーで2戦(オーストリア、アメリカ)とも終始試合を優位に進めた。
前回大会準優勝の日本女子は、次戦でメダル決定戦となる準々決勝(8日)に臨む。
マッチ解説:日本女子、アメリカ下し2連勝
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
1番ダブルスは、10月のスウェーデンオープンで準優勝している石川/平野ペアが登場。パンアメリカン選手権王者のワン・エイミー/チャン・リリー組を3-0のストレートで下した。日本ペアは左利きの石川と右利きの平野のコンビネーションが良く、右利き同士で組むアメリカペアをラリーでも台上処理でも圧倒した。
2番では、伊藤美誠がアメリカのウー・ユエと対戦。激しいラリーを制し3-0で勝利した。圧巻だったのは第1ゲームの9-10。先にゲームポイントを握られた場面でフォアサイドから意表を突くハイトスサーブからのフォアハンドでデュースに追いつく。ここから落ち着いたプレーでポイントを連取し逆転でこのゲームを制すと、一気に試合の流れを引き寄せた。
続く3番は、今大会シングルス初登場となるチーム最年長の石川が出場した。10月の女子ワールドカップ3位のチャン・リリーに対し、豪快なフォアハンドを何本も決め圧倒。2ゲーム目こそデュースで落とすも、勝負どころで得意のサーブで相手を崩した石川がチームの予選リーグ通過を決めた。
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詳細スコア:日本 3-0 アメリカ
〇石川佳純/平野美宇 3-0 ワン・エイミー/チャン・リリー
11-4/11-5/11-7
〇伊藤美誠 3-0 ウー・ユエ
12-10/11-7/11-6
〇石川佳純 3-1 チャン・リリー
11-5/11-13/11-3/11-9