水谷/伊藤、東京五輪新種目・混合ダブルスで中国ペア下す<卓球・ドイツオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:中国ペアに挑んだ水谷隼・伊藤美誠ペア(写真は2019年チェコOP)/提供:ittfworld

大会報道 水谷/伊藤、東京五輪新種目・混合ダブルスで中国ペア下す<卓球・ドイツオープン>

2020.01.30

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>

30日、ドイツオープンでは、各種目で本戦が開始した。混合ダブルス1回戦で水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアが中国の林高遠(リンガオユエン)/孫穎莎(スンイーシャ)ペアを下し、2回戦進出を決めた。

中国ペアに“みまじゅん”ペアが勝利


写真:伊藤美誠(写真左)・水谷隼(写真は2019グランドファイナル時)/撮影:ラリーズ編集部

東京五輪から新種目となる混合ダブルスで、日本代表候補ペアに選出された水谷/伊藤ペア。昨年末のワールドツアーグランドファイナルで準優勝を果たすなど実績十分だ。

対するは、世界ランキング4位の24歳・林高遠と同2位の19歳・孫穎莎の中国若手コンビだ。世界トップレベルの左利きの男子選手と右利きの女子選手が組む両ペアが1回戦で激突した。

一般に混合ダブルスでは、男子選手の威力ある球を女子選手がいかに捌けるかが1つのポイントになる。しかし、今回の試合では、伊藤、孫穎莎ともに男子選手の球を苦にせず、逆にカウンターで打ち返すハイレベルなラリーが展開された。

第1ゲームを日本ペア、第2ゲームを中国ペアが奪取し、迎えた第3ゲーム。5-5から伊藤が得意の巻き込みサーブで2本連続林高遠のレシーブミスを誘い突き放す。8-7日本ペアリードの場面では、孫穎莎がチャンスボールをまさかのミス。大事な第3ゲームを日本ペアが奪い、勝利に王手をかけた。

第4ゲームも一進一退の攻防が続くが、8-9の場面では水谷がネットインを見事に拾うファインプレーを見せ9-9。そのまま逆転し中国ペアに会心の勝利を収めた。東京五輪で悲願の金メダルを目指す水谷/伊藤ペアが、2020年初戦で中国ペアに勝利し、快調な船出を切った。

詳細スコア

〇水谷隼/伊藤美誠 3-1 林高遠/孫穎莎(中国)
11-8/8-11/11-8/11-9