文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>
30日、ドイツオープンでは各種目で決勝トーナメントが始まった。女子シングルスでも1回戦が行われ、全日本女王になったばかりの早田ひな(日本生命・1月度世界ランキング23位)がシンガポール不動のエース・馮天薇(フォンティエンウェイ・同8位)をゲームカウント4-2で下し、2回戦進出を決めた。
早田が逆転を許さなかった
第1ゲーム、中盤まではミスが出ていた早田は7-10とゲームポイントを握られたが、ここから修正を見せる。持ち味であるラリー力とパワーを活かし、14-12で1ゲームを先制することに成功した。第1ゲームでリズムに乗った早田は、第2ゲームも攻めて良し・守って良しの展開で馮を封じ込め、ゲームを連取した。
第3ゲームも早田が序盤に流れをつかみ6-1と大量リードしていたが、馮のベテランの戦術にはまり、7-11と逆転でゲームを失う。馮の安定感のあるプレースタイルに徐々にリズムが乱れた早田は、第4ゲームも連続で奪われた。
勝負を分けたのは第5ゲームだった。序盤から積極的な攻撃をしかけた早田がペースを取り戻すと、そこから一気に2ゲーム連取。世界ランク8位、ベテランの馮に逆転は許さず、ゲームカウント4-2で勝利を決めた。
早田は次の2回戦で丁寧(中国)と顧玉婷(中国)の勝者と対戦する。
詳細スコア
〇早田ひな 4-2 馮天薇(シンガポール)
14-12/11-7/7-11/8-11/11-5/11-9