文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・ハンガリーオープン 2020年2月18日~2月23日>
23日、卓球ハンガリーオープン男子シングルスで張本智和(木下グループ)が宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)との日本人対決を4-1で制して、今季のワールドツアー初優勝を果たした。
奇しくも1月の全日本選手権の決勝と同カードとなったが、今回は張本が宇田にリベンジを果たした。張本のワールドツアーシングルス優勝は昨年8月のブルガリアオープン以来5度目。五輪イヤーに確かな自信を手にした。
張本の勝因は強気のレシーブにあり
この試合、勝負を分けたのは張本の強気のレシーブだった。1月の全日本選手権では宇田の長めのサーブに対し繋いだボールを狙い打たれたが、今回は張本が台上フォアハンド強打で強気のレシーブをし、宇田に先手を取らせなかった。また、宇田の威力のある攻撃に対し、最後まで台から下がることなく張本の特長である攻撃的なプレーを貫いた。
優勝後のヒーローインタビューでは「(ワールドツアーでは)毎年優勝を目指している。まずひとつ(タイトルを)獲れてホッとしている」とコメントしたうえで「嬉しいんですけど満足せずに、自分を高めていきたい。目標であるオリンピックで結果を残したいです」とさらなる高みを目指し、気を引き締めた。
ハンガリーオープン男子シングルス 決勝スコア
写真:宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ittfworld
◯張本智和 4-1 宇田幸矢
7-11/11-8/11-2/11-6/11-8