写真:単複で勝ち進んだ橋本帆乃香(写真は1月のドイツOP)/提供:ittfworld
大会報道 準決勝で佐藤vs橋本の“盾”対決実現 U21は塩見が優勝<卓球・オマーンオープン最終日見どころ>
2020.03.15
文:ラリーズ編集部
<ITTFチャレンジプラス・オマーンオープン 2020年3月11日~3月15日>
14日、オマーンOPは大会4日目を終えた。女子シングルスでは準々決勝までが行われ、日本の佐藤瞳、橋本帆乃香(ともにミキハウス)、加藤美優(日本ペイントホールディングス)が4強入りを決めた。また、アンダー21女子シングルスでは塩見真希(ミキハウス)が優勝を果たした。
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女子単は日本勢の強さ際立つ
写真:佐藤瞳(写真はハンガリーOP)/提供:ittfworld
14日の女子シングルス2回戦には日本から佐藤、橋本、加藤、塩見の4選手が勝ち残っていた。
その2回戦では加藤対塩見の日本勢対決が実現した。試合は加藤が優位に進め、ゲームカウント4-1で勝利。昨年の世界選手権8強の加藤が意地を見せた。加藤はつづく準々決勝も突破し、4強入りを決めている。
ミキハウスのカットマン、佐藤と橋本の2選手は、その強さを遺憾なく発揮した。1回戦がシードされた2人は、2回戦、準々決勝をともに4-0で勝利。ともに準決勝へと駒を進めた。また、ダブルスではペアを組んで出場している佐藤/橋本は、14日の準決勝を突破し、15日の決勝進出を決めている。
写真:U21を制した塩見真希(写真はスペインOP)/提供:ittfworld
また、14日はU21女子シングルスで決勝まで行われた。準決勝でベラルーシ選手とのフルゲームの接戦を制した塩見。決勝ではスペイン選手と対戦し、3-1で勝利。2月のポルトガルOPにつづく、U21種目制覇を果たした。
大会最終日の見どころ
女子シングルス準決勝
佐藤瞳 - 橋本帆乃香
加藤美優 - ヤン・シャオシン(モナコ)
準々決勝までを1ゲームも落とすことなく無傷で勝ち上がってきたカットマンが準決勝で相まみえる。チームメイトで、ダブルスのパートナーでもあり、お互いに手の内を知り尽くした2人の対戦だ。日本が誇るトップクラスのカットマンによる“盾”対決を制するのはどちらか、注目の対戦が組まれた。
加藤は中国からの帰化選手、ヤン・シャオシンと対戦する。加藤は難敵を下して日本選手が待つ決勝へと駒を進めることができるか。
女子ダブルス決勝
佐藤瞳/橋本帆乃香 - リン・イエ/曾尖(シンガポール)
佐藤と橋本は、女子ダブルスでも最終日に勝ち残った。決勝ではTリーグ・TOP名古屋所属のリン・イエと木下アビエル神奈川所属の曾尖(ゼンジャン)によるペアと対戦する。日本の2人は女子シングルスの試合もこなすなか、ダブルスでのタイトル獲得にも期待がかかる。