第1シードは五輪銅メダリスト アメリカの若武者も参戦<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

大会報道 第1シードは五輪銅メダリスト アメリカの若武者も参戦<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ>

2020.06.08

文:ラリーズ編集部

<デュッセルドルフ・マスターズ第2戦 2020年6月8日~6月9日>

ドイツでは卓球の大会が再開しており、6月8日、9日の2日間で、デュッセルドルフ・マスターズ第2戦が行われる。デュッセルドルフ・マスターズとは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪チームであるボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会のことだ。

第1戦では、“ドイツの皇帝”ことティモ・ボル(最新世界ランキング10位)が優勝を果たしている。今回は第2戦の注目ポイントを紹介する。

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第1シードはオフチャロフ 第1戦優勝のボルは欠場

先週に引き続き行われるデュッセルドルフ・マスターズ。最大16名の参加選手によるトーナメント方式で毎週争われ、通算成績上位8選手による決勝トーナメントで締めくくられる大会だ。ゲームごとのコートチェンジや試合後の握手がなかったり、無観客での開催であったりと新型コロナウイルスの感染予防を徹底した中で開催されている。


写真:第1戦優勝のティモ・ボル/提供:ittfworld

同じ週にブンデスリーガのプレーオフが開催されるため、第1戦優勝のボルを含めて数選手が欠場しているが、ドイツの若手選手含め総勢16名の選手が頂点を目指し、しのぎを削る。

今大会の第1シードはドイツのドミトリ・オフチャロフ(同11位)だ。第1戦では、邱党(キュウダン・ドイツ・同52位)に準々決勝で苦杯を嘗め、「まだいつものリズムを取り戻せていない」と反省を口にしていた。


写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

ただ、ロンドン五輪シングルス銅メダル、過去には世界ランク1位にも輝いた実績は出場選手の中でもトップクラス。試合勘を取り戻せば上位進出は固いだろう。31歳となったオフチャロフのプレーに注目だ。


写真:2019香港OPでの邱党/撮影:ラリーズ編集部

また、前回大会でオフチャロフに勝利し、ベスト4入りを果たした邱党が第3シードに入った。

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今回から参戦のプレーヤーも

今回から初参戦の選手もいる。第2シードに名を連ねたカナック・ジャー(アメリカ)だ。日本の伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)らと同じく2000年生まれの“黄金世代”で、2016年から4年連続で全米選手権を制覇している実力者だ。


写真;カナック・ジャー(アメリカ)/提供:ittfworld

アメリカの卓球界を牽引する若手が、欧州の強敵たちを相手にどのような戦いぶりを見せるのか、目が離せない。

試合は、新型コロナウイルスの影響で無観客開催となるが、Borussia TV(https://www.youtube.com/user/BorussiaTVonline)やsportdeutschland.tv(https://sportdeutschland.tv/)などでライブ配信される。

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デュッセルドルフ・マスターズ第2戦組み合わせ

1回戦

トビアス・ヒップラー – フェリックス・ケーラー

邱党 – キリル・ファデエフ

アルベルト・ミーニョ – ゲリット・エンゲマン

ムン・ファンボー – トビアス・セイルツァー

ドミトリ・オフチャロフ – ニルス・ホーマイヤー

ステファン・メンゲル – ケイ・スタンパー

カナック・ジャー – テイラー・フォックス

セドリック・マイスナー – トーマス・カイナット

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