文:ラリーズ編集部
<卓球 チャイニーズタイペイ東京五輪模擬大会 2020年8月4-5日>
チャイニーズタイペイ国内で実施されている「東京五輪模擬大会」の卓球競技2日目が行われた。男子の林昀儒(リンインジュ)と女子の鄭怡静(チェインイーチン)が組んだ混合ダブルスが荘智淵(チュアンチーユエン)/陳建安(チェンジェンアン)の男子ダブルスペアに勝利を収めた。
>>初日の結果はこちら 混合複WR4位・林昀儒/鄭怡静、男子ダブルスに2連勝
男女混合ペアが元世界王者男子ペアに勝利
チャイニーズタイペイの東京五輪模擬大会では、4組のダブルスが1つのリーグで対戦した。林昀儒/鄭怡静ペアのみが混合ダブルスで他3組は男子ダブルスの中、初日に林昀儒/鄭怡静ペア、荘智淵/陳建安ペアは、ともに男子ダブルス2組を下し2戦2勝で2日目を迎えていた。
写真:林昀儒・鄭怡静/提供:ittfworld
全勝対決となったこの試合は、2013年世界卓球ダブルス優勝の荘智淵/陳建安ペアのパワーが炸裂し、第1ゲームを混合ペアは落としてしまう。しかし、第2ゲームは荘智淵/陳建安ペアのミスが目立つ。林昀儒が回転量あるチキータやドライブでチャンスメイクし、鄭怡静がしっかりと振り抜くプレーでゲームはイーブンに。
写真:荘智淵・陳建安ペア/提供:ittfworld
第3ゲームも奪った林昀儒/鄭怡静ペアは、第4ゲームで先にマッチポイントを握る。しかしそこは元世界王者の意地か、荘智淵/陳建安ペアが逆転で試合がフルゲームにもつれ込んだ。
注目の第5ゲームは、序盤から一方的な展開となり11-3で林昀儒/鄭怡静のミックスペアが制した。
結果、男女混合ダブルスの林昀儒/鄭怡静ペアが、男子ダブルスの荘智淵/陳建安ペアを下す快挙を成し遂げた。パワーや回転量から男女の卓球に差があるとは言われているが、交互に打球する卓球のダブルスならではの面白さが詰まった試合結果となった。
詳細スコア
〇林昀儒/鄭怡静 3-2 荘智淵/陳建安
7-11/11-7/11-5/10-12/11-3