文:ラリーズ編集部
23日、世界選手権の女子シングルス2回戦が行われ、加藤美優(4月度世界ランキング22位・20歳)=日本ペイントホールディングス=が地元ハンガリー出身の左腕のペルゲル(同62位・30歳)を圧倒した。
巻き込みサーブから緩急をつけたラリーで加藤優位の展開に。チャンスボールを得意のフォアスマッシュで打ち抜くシーンも見られ、一気に1ゲームを先取した。
2ゲーム目は審判の警告が相次ぐ。両選手に対し、「サーブが頭の後ろを通過し隠れている」、「加藤のラケットが台の角に当たった」といった指摘をし、試合が中断するシーンも。
百戦錬磨の加藤は、動じることなく冷静にゲームを組み立て終始自分のペースで試合をリード。相手選手の地元の声援をものともせず、4-1で勝利した。
加藤は「地元ハンガリー選手への応援が多く、ここまでのアウェーは初めてのこと。いい経験になった」と試合を振り返り、鄭怡静(同8位・27歳)=チャイニーズタイペイ=との次戦に向けては「格上なので、思い切って向かって行きたい」と意気込みを語った。
試合のスコア
<女子シングルス 1回戦>
加藤美優 4-1 ペルゲル(ハンガリー)
11-6/11-4/11-6/12-14/11-8