文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
23日、世界選手権の女子シングルス1回戦が行われ、平野美宇(4月度世界ランキング9位・19歳)=日本生命=がキム・ジンヒャン(同348位・22歳)=北朝鮮=を下し、2回戦進出を決めた。
対戦相手のキムは世界ランクこそ348位と低いが、ランキングポイントのつく国際大会への出場が少ないため世界ランクでは実力が図れない。事実、予選ラウンドでは2試合とも4-0の圧勝で勝ち上がっている。
第1ゲーム、2017年の前回大会銅メダルの平野が1本目から3球目攻撃を決めると持ち前の高速卓球を披露し、幸先よくゲームを先取した。第2ゲームも相手の左腕から放たれるバックサーブと、バック面の異質ラバーに苦しむ場面もあったが、平野らしいラリー展開で相手を突き放した。
第3ゲームは接戦になり、9-8とリードした場面で相手がタイムアウト。うまくタイムアウトを使われ、3連続失点でゲームを奪われた。しかし続く第4ゲームは立て直しに成功。早い打点での攻撃が冴え渡り、勝利に王手をかけた。
勝負の第5ゲーム、4-9とリードを許した平野だったが、粘りを見せて7連続得点で勝利を手にした。
試合のスコア
<女子シングルス 1回戦>
平野美宇 4-1 キム・ジンヒャン(北朝鮮)
11-7/11-6/9-11/11-3/11-9