文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
23日、世界選手権の女子シングルス1回戦が行われ、伊藤美誠(4月度世界ランキング7位・18歳)=スターツ=がクチェロバ(同240位・27歳)=チェコ=をゲームカウント4-0で圧倒し、2回戦進出を果たした。
全日本選手権3冠王として3種目エントリーしている伊藤は、前日の混合ダブルス・女子ダブルスに続き、今大会シングルス初出場となったが、疲れはない様子。第1ゲームから伊藤らしいコートに突き刺さるようなスマッシュが決まる。バックハンドや回転量のあるサービスでも得点を重ね、11-6で幸先よくゲームを奪った。
続く第2、第3ゲームも突然のロングサーブや逆チキータなど、余裕のあるプレーで相手を封じ、勝利に王手をかけた。第4ゲームもまさに変幻自在のラリー展開で相手を圧倒。4-0の完勝で2回戦に駒を進めた。
この試合、特に光ったのは伊藤のサーブ。低いトスの短いサーブからテンポよく攻撃を仕掛けたかと思えば、高いトスからのロングサーブでサービスエースを取るなど、高さ、長さ、回転の種類を組み合わせた多彩なサーブを披露し、サービスエースを量産した。
順当に勝ち進めば伊藤は3回戦で中国の孫穎莎 (同29位・18歳)と対戦する。多彩なサーブを武器に強敵に立ち向かう。
試合のスコア
<女子シングルス 1回戦>
伊藤美誠 4-0 クチェロバ(チェコ)
11-6/11-6/11-5/11-7