文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
現地時間23日、世界卓球2019ブダペスト3日目が終了した。男子シングルスはベスト32まで、男子ダブルスはベスト16までが出そろった。
男子シングルスは4名が3回戦進出
男子シングルスに出場した張本智和(4月世界ランキング4位・15歳・木下グループ)、丹羽孝希(同8位・24歳・スヴェンソン)、水谷隼(同13位・29歳・木下グループ)、森薗政崇(同45位・24歳・岡山リベッツ)、吉村和弘(同50位・22歳・東京アート)の5名はそろって1回戦を突破。順調な滑り出しを見せた。
続いて行われた2回戦、吉村和弘は南米の強豪、ヒューゴ・カルデラノ(同7位・22歳・ブラジル)に挑んだ。両者は激しい打ち合いを見せたが、吉村は2-4で惜敗。世界ランクトップ10にあと一歩まで迫ったが、2回戦で敗退となった。
張本や丹羽はともにヨーロッパ選手に対してストレートでの快勝をおさめた。水谷はフランスのアクズー(同66位・21歳)に対して2ゲームを落とすが、勝負強さを見せて勝利。シングルス初出場の森薗はポーランド選手を4-1で破り、駒を進めた。
男子シングルス3回戦のカードは
男子シングルスは張本、丹羽、水谷、森薗の4名がベスト32に進出。24日の3回戦は以下のカードに決まった。
丹羽孝希×ディヤス・ヤコブ (同80位・23歳・ポーランド)
水谷隼×鄭栄植(同22位・27歳・韓国)
張本智和×マルコス・フレイタス (同26位・31歳・ポルトガル)
森薗政崇×ティモ・ボル (同5位・38歳・ドイツ)
シングルス3回戦では対戦相手に強豪がそろう。ベスト16をかけた日本選手の激しい戦いに注目だ。
男子ダブルスは張本/木造が3回戦進出
男子ダブルスには張本智和/木造勇人(愛知工業大)と森薗政崇/大島祐哉(木下グループ)が23日の2回戦に登場。張本/木造はデンマークペアに完勝し3回戦進出を決めた。
一方で、2017年の前回大会で銀メダルの森薗/大島が2回戦で敗れる波乱が起きた。フランスペアとの対戦で接戦となったが、3-4で惜敗。上位進出を期待されていた中で、早すぎる敗退となった。
ベスト16に進出した張本/木造は、24日の3回戦で中国の梁靖崑/林高遠との対戦が決まった。早くも中国の強豪ペアが立ちはだかるが、上位進出には越えなければならない壁だ。
世界卓球3日目 日本男子の結果
<男子シングルス1回戦>
○張本智和 4-1 バドフスキ(ポーランド)
8-11/11-4/11-6/11-5/11-6
○水谷隼 4-1 ペレイラ(キューバ)
11-8/7-11/11-6/11-8/11-3
○吉村和弘 4-1 ジャービス(イングランド)
11-5/8-11/11-7/11-4/11-5
○丹羽孝希 4-1 アギレ(パラグアイ)
10-12/11-9/12-10/11-1/11-9
○森薗政崇 4-0 ビクター・リュウ(アメリカ)
11-8/11-8/11-9/11-8
<男子シングルス2回戦>
○水谷隼 4-2 アクズー(フランス)
11-6/8-11/11-5/12-10/7-11/11-8
○張本智和 4-0 パーション(スウェーデン)
11-5/11-7/11-7/11-7
○丹羽孝希 4-0 ドリンコール(イングランド)
11-4/15-13/11-5/11-9
吉村和弘 2-4 ○カルデラノ(ブラジル)
7-11/12-14/11-7/12-10/5-11/8-11
○森薗政崇 4-1 ポランスキー(チェコ)
11-9/11-6/11-6/10-12/11-8
<男子ダブルス2回戦>
森薗政崇/大島祐哉 3-4 ○フロール/ルベッソン(フランス)
8-11/11-7/7-11/15-13/6-11/11-6/9-11
○張本智和/木造勇人 4-0 リンド/ラスムッセン(デンマーク)
12-10/11-4/11-6/11-7