文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
24日、世界選手権の男子シングルス3回戦が行われ、森薗政崇(4月度世界ランキング45位・24歳)=岡山リベッツ=が“ドイツの皇帝”と称されるティモ・ボル(同5位・38歳)=ドイツ=と対戦。「ティモ」コールが沸き起こるアウェーの雰囲気に飲まれたか、ベテランのボルの壁は高く、森薗はストレート負けを喫した。
森薗が先手を取る展開が多くなるものの、ボルの緩急をつけたプレーにミスが出る。ベテランのボルらしい戦術に苦戦し、第1ゲームは11-3で奪われた。森薗が良いプレーをしても、少なくとも1度は返球してくるボル。森薗は相手の独特のリズムに徐々に慣れてきたが、第2ゲームも失った。
続く第3ゲームも森薗のバックを狙われ、ラリーで点数が奪えない展開が続いた。打開策を見いだせないまま、第4ゲームを迎え、最後は森薗のフォアハンドがオーバーに。38歳で世界ランク5位という高ランクを維持する選手の底力を見せつけられた。
森薗はこの後、伊藤美誠(スターツ)と組む混合ダブルスのメダル決定戦に臨む。
試合のスコア
<男子シングルス 3回戦>
森薗政崇 0-4 ティモ・ボル(ドイツ)
3-11/9-11/7-11/8-11