文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
24日、世界選手権の女子シングルス3回戦が行われ、平野美宇(4月度世界ランキング9位・19歳)=日本生命=がチャン・モー(同25位・30歳)=カナダ=を下し、4回戦進出を決めた。
チャンはフォア面に表ソフトを貼り付けた速攻型の選手であるが、平野はものともせず。平野が得意とする“巻き込みサーブ”からの3球目攻撃がよく決まり、第1ゲームを11-6で先取した。
第2ゲームに入っても引き続き平野のサーブが相手を苦しめる。バック対バックのラリー展開でミスが重なりデュースにもつれたが、平野がしっかり決めきり、ゲームを連取した。
第3ゲームはチャンも思い切って攻めてくる。一進一退の攻防が続き、11-11で並んだ場面、平野はこの勝負どころでタイムアウトを取得したが、タイムアウト後に連続失点。1ゲームを奪い返された。続くゲームはミドルを狙われ、苦しい展開に。第4ゲームも奪われ、ゲームカウント2-2と追いつかれた。
大事な第5ゲームは平野が立て直しに成功。持ち味の高速卓球が火を吹き、11-4と大量リードでゲームを取得した。ここで決めきりたい平野は第6ゲームも高い集中力で主導権を握ると、最後はうまく空いたコースをつき、苦しい試合をものにした。
試合のスコア
<女子シングルス 3回戦>
平野美宇 4-2 チャン・モー(カナダ)
11-6/13-11/11-13/7-11/11-4/11-4