文:ラリーズ編集部
<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>
24日、世界選手権の女子シングルス4回戦が行われ、加藤美優(4月度世界ランキング22位・20歳)=日本ペイントホールディングス=が陳思羽(同24位・25歳)=チャイニーズタイペイ=を破り、前回大会の16強を上回る8強入りを果たした。
第1ゲームから加藤は好調の様子。得意のラリーに持ち込み、10-7とゲームポイントを握ると、フォアドライブ、バックドライブ2本の連続攻撃でゲームを先取した。
第2,第3ゲームもラリーで終始、主導権を握る。11-6,11-7と余裕を持って勝利まであと1ゲームとした。
第4ゲーム、レシーブで連続得点をあげ2-0としたところで相手がたまらずタイムアウトを申告した。タイムアウト明けも連続サービスエースでダメ押し。ラリーで主導権を握るだけでなく、サーブレシーブでも相手を寄せ付けず。完勝で準々決勝進出を果たした。
加藤は次戦でメダルをかけて劉詩ブン (同5位・28歳)=中国=と対戦する。
試合後の加藤のコメント
加藤は「今日は鄭怡静、陳思羽と格上の選手に勝てた。前回ベスト16だったのでベスト8は絶対に入りたかった。この2年で筋力もついたし、技術の幅も広がった」と自身の成長を実感。
続けて「劉詩ブン選手はラリーが強いが、自分もラリーが持ち味。相手が中国選手かどうかを考え過ぎず、今日のように自分の持ち味を出したい。ここまで来たら運も大きいので運も味方につけたい」と準々決勝に向けての意気込みを語った。
試合のスコア
<女子シングルス 4回戦>
加藤美優 4-0 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
11-7/11-6/11-7/11-7