写真:吉村真晴(名古屋ダイハツ)/提供:Osports Photos(アフロスポーツ)
大会報道 【卓球】吉村兄弟と及川瑞基が予選突破 30日からの決勝トーナメントへ<中国OP>
2019.05.30
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・中国オープン 2019年5月28日~6月2日>
29日、中国OPはシングルスの予選3,4回戦を終え、予選突破者が決まった。日本の男子選手では及川瑞基(5月世界ランキング94位・専修大)、吉村和弘(同36位・東京アート)、吉村真晴(同28位・名古屋ダイハツ)の3選手が熾烈な予選を突破した。
及川瑞基は3回戦でボヤン・トキッチ(同48位・スロベニア)、4回戦でダニエル・ハーベソン(同30位・オーストリア)と、世界ランク上位選手を連破して予選突破を掴み取った。4回戦のハーベソン戦では1-3とリードされてから3ゲーム連取し、逆転勝利をおさめている。
吉村和弘は4回戦で平野友樹(同128位・協和発酵キリン)との日本選手対決に臨んだ。平野友樹は28日に鄭栄植(同19位・韓国)を破り、さらに29日の3回戦では中国の趙子豪(同189位)を4-3で破り、今大会好調だ。しかし4回戦の日本人対決は、吉村和弘が勢いに乗る平野を退け、吉村が予選突破を決めた。
吉村真晴は、3回戦で神巧也(同240位・T.T彩たま)と対戦。吉村は0-3とリードされるが、4ゲーム連取して日本人対決を制した。吉村真晴の続く4回戦は再び日本人対決。対するは森薗政崇(同33位・岡山リベッツ)だったが、この試合は吉村が4-0で勝利。吉村真晴が和弘と兄弟そろっての予選突破を決めた。
30日は決勝トーナメント1回戦が行われる。吉村和弘は丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)との日本人対決が組まれた。及川瑞基は馬龍(同5位・中国)と、吉村真晴は林高遠(同2位・中国)と、ともに中国勢と初戦で対戦する。予選免除の張本智和(同4位・木下グループ)は趙勝敏(同62位・韓国)と、水谷隼(同13位・木下グループ)はジョアン・ジェラルド(同112位・ポルトガル)との対戦が決まった。
中国OP 2日目 日本男子選手の結果
<男子シングルス予選3回戦>
○及川瑞基 4-1 ボヤン・トキッチ(スロベニア)
11-9/2-11/11-5/14-12/11-7
松平健太 1-4 ○トルルス・モーレゴード(スウェーデン)
12-10/7-11/8-11/6-11/9-11
○平野友樹 4-3 趙子豪(中国)
6-11/11-8/10-12/13-15/11-7/11-9/12-10
○森薗政崇 4-0 アハメド・サラー(エジプト)
11-5/12-10/11-8/11-9
○吉村真晴 4-3 神巧也
7-11/10-12/17-19/11-7/11-7/11-1/11-8
○吉村和弘 4-1 トマス・ポランスキー(チェコ)
7-11/11-6/11-7/11-5/13-11
<男子シングルス予選4回戦>
○及川瑞基 4-3 ダニエル・ハーベソン(オーストリア)
5-11/8-11/11-1/9-11/11-9/12-10/11-5
○吉村和弘 4-1 平野友樹
9-11/11-9/12-10/11-9/11-7
○吉村真晴 4-0 森薗政崇
11-9/11-7/13-11/16-14