【卓球】張本、世界王者相手に奮闘も敗戦 中国の壁厚く<中国OP・男子> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld

大会報道 【卓球】張本、世界王者相手に奮闘も敗戦 中国の壁厚く<中国OP・男子>

2019.06.02

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・中国オープン 2019年5月28日~6月2日>

2日、中国OPは男子シングルス準決勝が行われた。準決勝には日本男子選手から張本智和(5月世界ランキング4位・木下グループ)が登場。リオ五輪金メダリストであり今年の世界卓球男子シングルス優勝の馬龍(同5位・中国)と対戦した。張本は馬龍に対して、昨年のジャパンオープンでは4-2で勝利しているが、今年のアジアカップの予選リーグでは1-3で敗れている。

第1ゲーム、8-8からお互い2本ずつサービスエースを奪い10-10に。一進一退のデュースの攻防は、張本のサービスエースで15-14となったところで張本側がタイムアウト。張本はタイムアウト明けの1ポイントをチキータでレシーブエースを奪い、大事な第1ゲームを先取した。

続く第2ゲームも10-9と張本がゲームポイントを握るが、一筋縄ではいかないのが世界王者・馬龍。デュースにもつれ込んだ末、14-16でゲームカウントは1-1の振り出しに。第3ゲーム、得意のフォアハンドでのカウンタースマッシュ“ハリパンチ”が飛び出すなど張本ペースでゲームが進む。しかし、終盤に馬龍のフォアのカウンタードライブが冴え渡り、ゲームカウントは1-2となってしまう。

何としても追いつきたい第4ゲーム。張本は強烈なフリックやチキータを見せ対抗するが、馬龍のミスのない攻めに屈しゲームカウントは1-3となり後がなくなった。第5ゲーム、張本のフォアをノータッチで抜き去るカウンタードライブを見せ会場を沸かせるなど馬龍ペースでゲームが進む。最後は張本のバックドライブがネットに当たりオーバーミス。張本はベスト4で中国オープンを終えた。

中国OP6日目 男子シングルス準決勝結果

張本智和 1-4 ○馬龍(中国)
16-14/14-16/7-11/8-11/7-11

○林高遠(中国)4-2 許キン(中国)
11-9/6-11/5-11/11-6/11-8/11-6

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