文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>
28日に開幕したドイツオープンで、今年1月の全日本卓球選手権で注目を浴びた宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園・1月世界ランキング54位)、戸上隼輔(野田学園高・同192位)の高校3年生コンビが予選3回戦に登場。ともにゲームカウント4-2で勝利し予選4回戦へ駒を進めた。
宇田、戸上ともに相手に粘られながらも勝利を掴む
宇田は中国香港の林兆恒(リンチャンフン・同100位)と対戦。23歳の若手ながら、カデットの年代から国際大会に出場している経験豊富な林兆恒に対し、1ゲーム目を落とす苦しい立ち上がりとなった。しかし、全日本卓球選手権男子シングルス優勝の勢いに乗る宇田が2ゲーム目を奪うと、3ゲーム目は7-0と大量リードで相手を突き放す。5ゲーム目を落としたものの、気合を入れなおした宇田が6ゲーム目を11-0のラブゲームで4-2で林兆恒を下した。
全日本男子シングルスで3位に入った戸上はイタリアのニアゴル・ストヤノフ(同103位)と世界ランキングで格上の選手と対戦した。試合は2ゲーム目のデュースを制した戸上が、予選ラウンド2回戦で方博(ファンボー・中国)を下したストヤノフを3-0とリードする。対するストヤノフも意地を見せ2ゲームを返すも、最後は戸上が序盤からリードを奪った6ゲーム目を取り、4-2で本戦出場を決めた。
今年1月の全日本を沸かせた高校3年生の2人は、続く予選4回戦を勝利し、本戦切符を勝ち取れるか注目だ。
詳細スコア
写真:2019年ベラルーシオープンの宇田幸矢/提供:ittfworld
◯宇田幸矢 4-2 林兆恒(リンチャンフン・中国香港)
6-11/11-8/11-5/11-6/9-11/11-0
◯戸上隼輔 4-2 ニアゴル・ストヤノフ(イタリア)
11-7/12-10/11-4/10-12/8-11/11-3