水谷隼、"らしさ"溢れるプレー見せるもベスト8 2戦連続大逆転ならず<卓球・ドイツオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ittfworld

大会報道 水谷隼、“らしさ”溢れるプレー見せるもベスト8 2戦連続大逆転ならず<卓球・ドイツオープン>

2020.02.02

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>

ドイツオープン大会5日目、男子シングルス準々決勝が行われた。水谷隼(木下グループ)が林高遠(リンガオユエン・中国)を相手にゲームカウント0-3から3-3に追いつくも、フルゲームの末惜敗した。

水谷隼、驚異の粘りも 中国のサウスポーとの大激戦制せず


写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ittfworld

水谷と林高遠の日中サウスポー対決となった試合は、24歳・林高遠が序盤から圧倒し、3ゲームを連取する。

追い込まれた水谷だったが、そこから驚異の粘りを見せる。2ゲームを取り返し迎えた第6ゲーム。会場には追い上げムードの水谷を後押しするように水谷コールが響き渡る。8-6の場面では、“これぞ水谷”というらしさ溢れる後陣でのロビングからの巻き返しで得点を奪い、会場を大いに沸かせる。勢いそのままに第6ゲームも取り返した水谷がゲームを振り出しに戻した。

勝負の最終ゲーム。序盤から林高遠に連続得点を許し苦しい試合運びとなるが、じわじわと水谷が追い上げる。しかし、最後まで林高遠のYGサーブに苦しめられた水谷。6-11でわずかに及ばずベスト8で大会を終えた。

敗れはしたものの水谷は、2回戦の林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)戦に続き、2戦連続でゲームカウント0-3からの驚異の追い上げを見せた。シングルスでは台湾の神童・林昀儒を大逆転で下し、混合ダブルスでは準優勝を果たすなど、五輪イヤー2020年最初のワールドツアーで“水谷健在”を印象付けた。

詳細スコア


写真:林高遠(リンガオユエン・中国)/提供:ittfworld

水谷隼 3-4 〇林高遠(中国)
6-11/7-11/8-11/13-11/11-9/11-9/6-11