写真:本戦進出を目指す戸上隼輔(野田学園高・写真はポルトガルOP)/提供:ittfworld
大会報道 18歳の戸上、宇田ら4選手が本戦決定戦へ<卓球・ハンガリーオープン男子単>
2020.02.20
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・ハンガリーオープン 2月18日~2月23日>
19日、ハンガリーオープンは大会2日目を迎え、男子シングルス予選3回戦が行われた。日本からは平野友樹(協和キリン)、宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、戸上隼輔(野田学園高)、神巧也(T.T彩たま)の4選手が試合に臨み、全選手勝利し本戦決定戦である予選4回戦進出を決めた。
4選手とも勝利し本戦決定戦へ
平野、神の同級生コンビは、それぞれルボミール・ピシュティ(スロバキア)、馮翊新(チャイニーズタイペイ)と対戦。平野はゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームのデュースを取り切り、勝利を収めた。神は、ポルトガルオープンで宇田を倒し、勢いに乗る17歳に1ゲームしか与えず完勝となった。
こちらも同級生の18歳・宇田と戸上は、それぞれ年上のヨーロッパ選手に勝利し、本戦決定戦へと進出した。
男子シングルス予選3回戦結果
〇平野友樹 4-2 ルボミール・ピシュティ(スロバキア)
〇宇田幸矢 4-2 RANEFUR Elias(スウェーデン)
〇戸上隼輔 4–1 キャン・アキュズ(フランス)
〇神巧也 4–1 馮翊新(チャイニーズタイペイ)
本戦決定戦で宇田はイングランドの実力者と
男子シングルス予選4回戦組み合わせ
宇田幸矢 – ポール・ドリンコール(イングランド)
戸上隼輔 – アレグロ・マーティン(ベルギー)
平野友樹 – アンドレイ・ガチーナ(クロアチア)
神巧也 – マレク・バドフスキ(ポーランド)
写真:宇田幸矢(写真はポルトガルOP)/提供:ittfworld
全日本王者の宇田は、本戦進出をかけイングランドのポール・ドリンコールと対戦する。ドリンコールは、2019年11月のチームワールドカップの日本戦で吉村真晴(名古屋ダイハツ)を下した実力者だ。全日本を制した若きサウスポーが、どのような戦いを見せるか注目だ。
戸上(2月世界ランキング137位)はアレグロ・マーティン(同127位・ベルギー)、神(同46位)はアンドレイ・ガチーナ(同44位・クロアチア)、平野(同96位)はマレク・バドフスキ(同87位・ポーランド)と、それぞれ世界ランクの近いヨーロッパ選手との対戦が決まっている。
張本智和、水谷隼(ともに木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)の待つ決勝トーナメントに駒を進められるか注目だ。