エジプト勢、アベック優勝 40歳ベテランが初の戴冠<卓球・アフリカTOP16カップ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ディナ・メシュレフ(写真左)とアーメド・サラー/提供:ittfworld

大会報道 エジプト勢、アベック優勝 40歳ベテランが初の戴冠<卓球・アフリカTOP16カップ>

2020.02.27

文:ラリーズ編集部

<ITTFアフリカTOP16カップ 2020年2月24日~26日>

2月24日~26日の3日間、チュニジアの首都チュニスで卓球のアフリカTOP16カップが行われ、男子はアーメド・サラー(エジプト)、女子はディナ・メシュレフ(エジプト)が優勝した。

アフリカTOP16カップは男女シングルスのみが行われ、前回王者1名、各地域の代表5名、世界ランキング上位10名の計16名のみが参加できる大会。この大会の優勝者は、文字通りアフリカNo.1の称号を手にすることになる。

男子シングルス


写真:アーメド・サラー/提供:ittfworld

男子決勝のカードは、クアドリ・アルナ(ナイジェリア) vs アーメド・サラーとなった。今大会、アルナは第1シードを獲得し、準決勝では前回王者のオマー・アサール(エジプト)をフルゲームで破って決勝に進出。一方のサラーも第2シードとして、決勝まで順当に勝ち上がってきた。

試合は、第1ゲームをサラーが取ってから、お互いが交互にゲームを取り合うシーソーゲームとなった。第5,第6ゲームはそれぞれ11-9でゲームを奪う熱戦となり、最終第7ゲームも試合がもつれるかと思われたが、集中が切れたのか、アルナが6点連続でポイントを失うなどで、サラーが11-3で圧勝。40歳にして、アフリカTOP16カップ初優勝を果たした。

女子シングルス


写真:ディナ・メシュレフ/提供:ittfworld

女子シングルス決勝では、ディナ・メシュレフとEDEM Offiong(ナイジェリア)が対戦。メシュレフは、2016年のアフリカTOP16優勝を皮切りに、これまで4回アフリカ王者に輝いた、まさに「アフリカの絶対女王」。今大会は第1シードを獲得し、決勝まで危なげなく勝ち進んできた。

決勝は、そのメシュレフが下馬評通りに試合をコントロールする展開となった。EDEM Offiongも前回大会3位の意地を見せ、第3ゲームを奪うが、反撃はそこまで。1ゲーム当たりの平均失点6.4という安定感を見せて、メシュレフが優勝を果たした。

最終結果

男子シングルス


写真:クアドリ・アルナ/提供:ittfworld

1位:アーメド・サラー(エジプト)
2位:クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
3位:オマー・アサール(エジプト)

女子シングルス


写真:EDEM Offiong/提供:ittfworld

1位ディナ・メシュレフ(エジプト)
2位EDEM Offiong(ナイジェリア)
3位HANFFOU Sarah(カメルーン)