文:ラリーズ編集部
<ITTF男子ワールドカップ 2020年11月13日~15日>
13日、「#RESTARTシリーズ」の第2戦、男子ワールドカップが開幕した。初日は予選リーグが行われ、日本代表選手の出場はなかった。大会2日目の14日からは決勝トーナメントが始まり、日本の張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)が“再スタート”を切る。
>>卓球・男子ワールドカップの出場者発表 日本からは張本智和、丹羽孝希が登場
13日で予選終了 Tリーガー4選手が突破
写真:予選を突破したTリーガー張禹珍(韓国)/提供:ittfworld
13日の予選では13名が4グループに分けられ、リーグ戦を行った。そのうち8名が予選を突破し、予選をシードされた8名を合わせた計16名による決勝トーナメントが14日より始まる。
今回のW杯にはTリーグ3rdシーズン(11月17日開幕)に登録している選手が多く参加している。そのうち予選から出場しているのは張禹珍(チャンウジン・韓国/木下マイスター東京)、荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ/琉球アスティーダ)、黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港/T.T彩たま)、リアム・ピッチフォード(イングランド/T.T彩たま)の4選手。
予選では彼ら4選手のうち張禹珍、黄鎮廷、そしてピッチフォードがグループ1位通過。荘智淵がピッチフォードど同じグループで2位通過と、4名全員が突破。Tリーガーとして、レベルの高さを見せた。
他には、Tリーグ1stシーズンで日本の卓球ファンを盛り上げた鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)も決勝トーナメント進出を決めている。
14日から決勝T 丹羽は張禹珍、張本はガルドシュとの初戦
写真:初戦に向けて調整をする張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld
大会2日目の14日は決勝トーナメント1回戦と準々決勝が行われる。
1回戦組み合わせ
樊振東(中国)-荘智淵(チャイニーズタイペイ)
パトリック・フランチスカ(ドイツ)-林昀儒(チャイニーズタイペイ)
丹羽孝希(日本)-張禹珍(韓国)
鄭栄植(韓国)-ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
張本智和(日本)-ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
黄鎮廷(中国香港)-マティアス・ファルク(スウェーデン)
ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)-リアム・ピッチフォード(イングランド)
ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)-馬龍(中国)
写真:張本が初戦で対戦するロベルト・ガルドシュ(オーストリア)/提供:ittfworld
Tリーガー対決となった丹羽対張禹珍は、2017年のアジア選手権ぶりのカード。そのときは張が勝利している。今回の対戦で、丹羽は3年越しのリベンジを果たして好スタートを切りたいところだ。
張本の相手、ガルドシュは41歳のベテラン。張本との過去の対戦成績は張本の2勝だが、ガルドシュの経験豊富な戦いぶりに足元をすくわれないようにしたい。
14日は他にも、樊振東(ファンジェンドン・中国)や馬龍(マロン・中国)ら多くの注目選手たちが初陣を迎える。目が離せない1日が、また始まる。
予選リーグ結果
※各グループ上位2名が予選突破
グループ1
1位黄鎮廷(中国香港)
2位鄭栄植(韓国)
3位トミスラブ・プツァル(クロアチア)
4位アハメド・サレフ(エジプト)
グループ2
1位リアム・ピッチフォード(イングランド)
2位荘智淵(チャイニーズタイペイ)
3位カナック・ジャ(アメリカ合衆国)
グループ3
1位パトリック・フランチスカ(ドイツ)
2位ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)
3位クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
グループ4
1位張禹珍(韓国)
2位ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
3位グスターボ・ツボイ(ブラジル)