文:ラリーズ編集部
<WTTスターコンテンダードーハ大会 9月20日~25日>
21日、WTTスターコンテンダードーハ大会は2日目を迎え、男女シングルスとダブルスの予選が行われた。日本勢では、男子シングルスで戸上隼輔(明治大)、男子ダブルスで木造勇人(愛知工業大)/吉村和弘(岡山リベッツ)ペアが、女子ダブルスで長﨑美柚(日本生命)/安藤みなみ(トップ名古屋)ペア(不戦勝)が予選を通過した。
総括
写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
男子シングルスでは、2回戦で戸上と村松雄斗(東京アート)が対決し3-1で戸上が勝利すると、続く3回戦で戸上と木造の対戦となった。この対決を戸上が3-1で制し、予選通過が決定した。一方、篠塚大登(愛工大名電高)は2回戦で東京五輪香港代表の林兆恒(リンチャンフン)に、先に2ゲームを取られてから挽回するも最終ゲームをものにできず惜敗となり、予選で去ることとなった。
写真:吉村和弘・木造勇人ペア/撮影:ラリーズ編集部
男子ダブルスの予選には木造/吉村ペアが登場。チュウ・ツェユ/BEH Kun Ting(シンガポール)ペア相手に3-2で勝利し、予選通過を果たした。このほか、女子シングルスと女子ダブルスでも予選の最終戦が行われ、本戦出場者が決定した。
3日目となる22日には、全種目で1回戦が行われる。
3日目見どころ
写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
男子シングルスでは予選を通過した戸上に加え、吉村、宇田幸矢(明治大)が1回戦から登場する。宇田は東京五輪ポルトガル代表のティアゴ・アポロニアとの対戦となる。フォアハンドの強力なアポロニアに対して宇田がどのような戦術をとるか注目だ。男子ダブルスでも宇田/戸上ペアがインドペアとの初戦を迎える。
写真:長﨑美柚(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルスでは長﨑と安藤が1回戦から始まる。長﨑はリー・ジオン(韓国)との試合となるが、今大会の初戦を白星で飾ることができるのか。女子ダブルスでは長﨑/安藤ペアに加え、佐藤瞳(ミキハウス)/芝田沙季(ミキハウス)ペアも初戦を迎える。東京五輪シンガポール代表のリン・イエを擁するペアにどの様なプレーを見せるのか、こちらも見逃せない。
写真:早田ひな(日本生命)・戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
混合ダブルスに出場する戸上/早田ひな(日本生命)ペアもシンガポールのペアとの対戦となった。初のペアリングで迎える初戦での戸上/早田ペアのプレーに期待かかる。
日本選手 予選結果
男子シングルス2回戦
〇戸上隼輔 3-1 村松雄斗
11-9/11-8/8-11/11-5
〇木造勇人 3-2 ANTHONY Amalraj(インド)
7-11/11-6/7-11/11-5/11-7
篠塚大登 2-3 林兆恒(リンチャンフン・中国香港)〇
9-11/7-11/11-7/13-11/7-11
男子シングルス3回戦
〇戸上隼輔 3-1 木造勇人
11-8/11-9/9-11/11-6
男子ダブルス2回戦
〇木造勇人/吉村和弘 3-2 チュウ・ツェユ/BEH Kun Ting(シンガポール)
11-6/6-11/11-6/4-11/11-7
22日 日本選手試合予定
男子シングルス1回戦
吉村和弘 – イブラヒマ・ディアウ(セネガル)
宇田幸矢 – ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)
戸上隼輔 – 邱党(チュウダン・ドイツ)
男子ダブルス1回戦
木造勇人/吉村和弘 – サティアン・グナナセカラン/アンソニー・アマルラージ(インド)
宇田幸矢/戸上隼輔 – ハーメット・デサイ/Manav Vikash THAKKAR(インド)
女子シングルス1回戦
長﨑美柚 – リー・ジオン(韓国)
安藤みなみ – ZHOU Jingyi(シンガポール)
女子ダブルス1回戦
芝田沙季/佐藤瞳 – リン・イエ/曾尖(ゼンジャン・シンガポール)
長﨑美柚/安藤みなみ – 呉穎嵐(ウーインラン)/ZHU Chengzhu(シンガポール)
混合ダブルス1回戦
戸上隼輔/早田ひな – チュウ・ツェユ/曾尖(シンガポール)
WTTとは
ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
スターコンテンダー・ドーハを観る方法
試合の模様は、WTT公式サイトやテレビ東京Youtubeチャンネルでも配信される。
また、発表されている実況・解説付きのライブ配信としては、J SPORTSにて9月21日(火)午後4時から登場する、PC、スマホ、タブレットで見られる動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」の卓球パックにて、23日〜25日の3日間、注目試合を中心に全時間帯を実況解説と共に、お手元のスマホでライブ中継が楽しめる。
こちらは月額1,100円(税込)、U25割(25歳以下)なら月額550円(税込)というお手頃価格で、申込みから視聴までスマホで簡単に完結するということだ。11月以降もWTTシリーズの試合配信を予定している。
写真:J SPORTS放送・配信概要/提供:J SPORTS
写真:11月のJ SPORTS放送・配信予定/提供:J SPORTS
日本の自宅から、遠くドーハでの各選手の活躍を楽しみたい。