写真:張本智和(木下グループ)と樊振東(ファンジェンドン・中国)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 張本、世界王者に挑む 今季最終戦を白星で飾れるか<WTTカップファイナル最終日見どころ>
2021.12.07
文:ラリーズ編集部
<WTTカップファイナル・シンガポール 日時:12月4日~7日 場所:シンガポール>
6日、WTTカップファイナルは3日目を迎え、男女シングルスの準決勝までが行われた。
3日目総括
日本勢は、男子シングルスに張本智和(木下グループ)、女子シングルスに早田ひな(日本生命)が登場。
写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
張本は準々決勝で黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)、準決勝でウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に勝利し、早田は準々決勝で杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)に勝利したが、準決勝で孫頴莎(スンイーシャ・中国)に敗れた。
男子シングルス最終日見どころ
男子シングルス決勝では、張本智和と樊振東(ファンジェンドン・中国)が激突する。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/撮影:ラリーズ編集部
樊振東は悲願の世界選手権優勝を達成した勢いそのままに、今大会もここまで危なげなく勝ち上がってきた。対する張本も、マティアス・ファルク(スウェーデン)、カルデラノなど、世界選手権で結果を残した強敵を次々と撃破。その勢いは樊振東に勝るとも劣らない。果たして、どちらがシーズン最終戦を制するのか。
女子シングルス最終日見どころ
女子シングルス決勝では、孫頴莎(スンイーシャ・中国)と王藝迪(ワンイーディ・中国)が激突する。
写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
孫頴莎は、世界選手権で王曼昱(ワンマンユ・中国)、今夏に行われた東京五輪では陳夢(チェンムン・中国)にそれぞれ決勝で敗れており、今シーズンの主要国際大会のシングルスでは未だ無冠。ラストチャンスとなった今大会で、シーズンを気持ちよく締めくくりたいところだ。
対する王藝迪も、世界選手権では伊藤美誠(スターツ)を下し、今大会の準決勝では陳夢に勝利するなど、調子は上々。決勝戦に相応しいハイレベルな試合が期待できる。
WTT(World Table Tennis)とは
ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
今大会は上から2番目のカテゴリーである「カップファイナル」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、女子は石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)の世界選手権代表メンバーに加えて、佐藤瞳(ミキハウス)が参戦する。
張本智和インタビュー(2021年2月公開)
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ