文:ラリーズ編集部
<世界ユース選手権 日時:12月2日~8日 場所:ポルトガル、ビラ・ノバ・デ・ガイア>
8日、世界ユース選手権は最終日を迎え、全種目の試合が終了した。
男子団体
写真:向鵬(シャンパン・中国)/提供:WTT
U19の男子団体を制したのは中国だ。1回戦、準々決勝と危なげなく勝ち進むと、準決勝の日本戦では篠塚大登(愛工大名電高)と向鵬(シャンパン・中国)が互角の勝負を繰り広げるも、中国が3本先取して決勝へ。ロシアとの決勝でも3-0で勝利し、1本も落とさずに優勝をつかみ取った。
写真:VINOGRADOV Roman(ロシア)/提供:WTT
U15の男子団体ではロシアが優勝した。準々決勝でインドとラストまで及ぶ大熱戦を制すと、準決勝でポルトガルに快勝、決勝でもVINOGRADOV Roman(ロシア)中心に勝ち星を挙げ、アメリカに3-1で勝利した。
女子団体
写真:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT
U19の部では中国が優勝を飾った。準決勝の日本戦では小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)がトップで陳熠(チェンイー・中国)に勝利するも、蒯曼(クワイマン・中国)が木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)に競り勝つと後2本も中国代表が勝ち取った。決勝のアメリカ戦でも危なげなく勝利しての優勝となった。
写真:小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT
U15の部では日本が優勝を果たした。準々決勝、準決勝と張本美和(木下アカデミー)が2点取りの活躍を見せて決勝へ進出。決勝のロシア戦では、張本の他、小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)、鈴木美咲(山陽学園中)が勝ち星を挙げてストレートで優勝を決めた。
U19個人の部
写真:向鵬(シャンパン・中国)/提供:WTT
男女シングルスはともに中国代表が優勝を勝ち取った。男子では向鵬が全試合を通して失ゲーム数3と圧巻の強さを見せつけた。
写真:蒯曼(クワイマン・中国)/提供:WTT
女子では蒯曼が小塩、木原に勝っての優勝となった。決勝の木原との試合では後半から木原が追い上げるも蒯曼が逃げ切る形で4-3で勝利した。
写真:篠塚大登/木原美悠ペア/提供:WTT
男子ダブルスはウラジミール・シドレンコ/Maksim GREBNEV(ロシア)が優勝、女子ダブルスでも呉洋晨(ウーヤンチェン)/蒯曼(中国)が優勝を飾っている。混合ダブルスでは篠塚/木原ペアが、向鵬/蒯曼との3度のデュースを含む大熱戦の末、3-2で勝利し優勝を飾った。
U15個人の部
写真:松島輝空(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT
男子シングルスでは松島輝空(JOCエリートアカデミー/星槎)が制した。2回戦のIulian CHIRITA(ルーマニア)との試合ではフルゲームに及ぶ熱戦を繰り広げ、4-3で松島が勝ち切るとその勢いのまま決勝まで進み、決勝でも4-1で勝利して優勝を決めた。
写真:張本美和/提供:WTT
女子シングルスでは張本が優勝を飾った。決勝までわずか1ゲームしかとられていない圧巻の強さを見せ、ハナ・ゴーダ(エジプト)との決勝でも後半から怒涛の追い上げを見せて4-2で勝利した。
写真:松島輝空/張本美和ペア/提供:WTT
男子ダブルスでは松島がFelix LEBRUN(フランス)との国際ペアで優勝、女子ダブルスでも張本とハナ・ゴーダがペアを組んで優勝を飾っている。そして混合ダブルスでは松島/張本ペアが3ゲームしか落とさない完璧な勝ち上がりで優勝を飾った。
U15の部では日本代表が出場した全種目で優勝を飾っている。
U19日本代表 成績
男子団体
日本 ベスト4
女子団体
日本 ベスト4
男子シングルス
篠塚大登 初戦敗退
女子シングルス
木原美悠 準優勝
小塩遥菜 ベスト4
男子ダブルス
篠塚大登/STUMPER Kay(ドイツ) 準々決勝敗退
女子ダブルス
木原美悠/小塩遥菜 ベスト4
混合ダブルス
篠塚大登/木原美悠 優勝
U15日本代表 成績
女子団体
日本 優勝
男子シングルス
松島輝空 優勝
女子シングルス
張本美和 優勝
男子ダブルス
松島輝空/Felix LEBRUN(フランス) 優勝
女子ダブルス
張本美和/ハナ・ゴーダ(エジプト) 優勝
混合ダブルス
松島輝空/張本美和 優勝
木原美悠インタビュー(2019年5月公開)
写真:木原美悠/撮影:伊藤圭