文:ラリーズ編集部
11日、WTTシンガポールスマッシュ2022男子シングルス1回戦で、戸上隼輔(明治大)がダルコ・ヨルジッチ(スロバキア)と対戦。ゲームカウント3-2でヨルジッチが勝利した。
世界ランク12位に惜敗
ダルコ・ヨルジッチは昨夏の東京五輪にスロベニア代表として出場し、男子シングルスで張本智和(木下グループ)を破った選手。先日行われたヨーロッパトップ16でも優勝し、世界ランキングも一気に上げて現在12位(2022年3月11日現在)。今最も勢いに乗っている選手の一人と言っても過言ではない。
写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT
そんな“強敵”相手でも戸上は物怖じせず、第1ゲームをデュースで制すると第3ゲームも勝利し、ゲームカウント2-1と先に王手をかける。さらに、戸上は第4ゲームで一時7-3までリードを広げ、勝利を手中に収めたかに思われた。
しかし、そこからヨルジッチが息を吹き返す。第4ゲームを逆転で制すると、第5ゲームでもリードを保ちながらゲームを進める。戸上も8-8になんとか追いつくが、そこから逆転できず11-9でヨルジッチが勝利。戸上はゲームカウント2-3でヨルジッチに敗れ、悔しい1回戦敗退となった。
男子シングルス1回戦結果
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:WTT
戸上隼輔 2-3 ダルコ・ヨルジッチ〇
14-12/7-11/11-9/8-11/9-11
戸上隼輔インタビュー(2020年1月公開)
写真:戸上隼輔/撮影:伊藤圭
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