文:ラリーズ編集部
<WTTフィーダードーハ 日時:3月13日~17日 場所:カタール・ドーハ>
13日からWTTフィーダードーハがカタールで開催される。今大会には、日本からも多数の選手がエントリーしている。
男子見どころ
日本からは神巧也(T.T彩たま)、及川瑞基(木下グループ)、渡部民人(星槎中)の3人が出場する。神は3月にWTTの大会に計4つエントリーしており、今大会はその2戦目。結果を残して、残りの2戦につなげられるか。
写真:神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
及川は2021年全日本選手権男子シングルス優勝やTリーグ2022前期MVPなど国内では実力を発揮し続けているが、コロナウイルスの影響もあり国際大会の出場機会に恵まれなかった。日本人選手とは違う戦術で挑んでくる外国人選手に対してもを発揮して優勝できるか注目される。
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
渡部はWTTユーススターコンテンダードーハU-15男子でシングルスとダブルスの二冠を達成しており、勢いに乗っている。
なお、今大会の第一シードはベラルーシオープン優勝経験もある趙子豪(ジャオズーホウ・中国)で、日本人選手も勝ち上がると対戦が予想される。日本には数少ない中国式ペンホルダーの選手であるため、日本人選手の対応力が勝敗のカギとなる。
写真:趙子豪(ジャオズーホウ・中国)/提供:WTT
女子見どころ
日本からは長﨑美柚(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、森さくら(日本生命)、張本美和(木下卓球アカデミー)、小塩悠菜(星槎中)の5人が出場する。
写真:長﨑美柚(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
長﨑は先日行われたTOP32で得意のバックハンドで伊藤美誠を破り準優勝を果たした。今大会は第4シードから優勝を目指す。
写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/撮影:ラリーズ編集部
木原は2022年全日本ジュニア優勝、TOP32で3位と今年に入って目に見えた結果を残している。今大会は第3シードで長﨑と共に上位進出を目指す。また、女子ダブルスでも長﨑とJOCエリートアカデミーの先輩・後輩ペアを組んでおり、そこでも優勝を狙う。
張本はWTTユーススターコンテンダードーハU19・U15女子シングルス、U15女子ダブルスで1ゲームも落とさずに3冠を達成しており、ジュニアでは圧巻の成績を残している。シニア世代に対してどのような成績を残すか期待される。森はTリーグ2022後期MVP、小塩は張本と共にWTTユーススターコンテンダー ドーハU15女子ダブルスを優勝している。
写真:銭天一(チェンティエンイ・中国)/提供:WTT
なお、今大会女子シングルスの第1シードには銭天一(チェンティエンイ・中国)、第2シードには劉煒珊(リュウウェイシャン・中国)が立ちはだかる。長﨑ら日本勢は、優勝のためには中国越えは必須となるだろう。
男女共に日本から実力者が多くエントリーしている今大会。世界ランキング上位の中国人選手もエントリーしており、国内で結果を残している日本人選手が世界の壁に挑む。