文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ2023 日程:11月27日~12月1日 場所:デュッセルドルフ(ドイツ)>
現地時間1日、WTTフィーダーデュッセルドルフⅢは大会最終日を迎え、各種目の優勝者が決まった。男子シングルスはステファン・メンゲル(ドイツ)が、女子シングルスは何卓佳(中国)が優勝した。日本の篠塚大登(愛知工業大)は男子シングルスでベスト4の成績を残した。
先週、国際大会初タイトルを獲得した35歳が2週連続V
写真:ステファン・メンゲル(ドイツ)/提供:WTT
地元ドイツの35歳、ステファン・メンゲルは先月25日までポルトガルで行われていたWTTフィーダーヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにおいて、国際大会での初タイトルを獲得していた。
初タイトルを手に地元ドイツに“凱旋”してきたメンゲルは今大会でも好調を維持した。準々決勝では先週の決勝戦の再現となった安宰賢(アンジェヒョン・韓国)との対戦を制すると、続く準決勝では周恺(ジョウカイ・中国)、決勝では劉丁碩(リュウディンシュオ・中国)と中国選手を2連破して優勝を決めた。
ティモ・ボル、ドミトリ・オフチャロフら、同国の強豪選手が華々しく活躍する裏で着実に腕を磨いてきたメンゲルが、30代半ばとなったいま、その実力を世界に知らしめた。
篠塚は準決勝で中国選手に惜敗
写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT
日本選手で唯一最終日に勝ち残っていた篠塚は準決勝で劉丁碩と相まみえた。劉にゲームカウント2-0とリードを許す展開となった。しかし、パワーのある中国選手に対して打ち合いでも対等に渡り合い、随所で鋭いバックハンドを決めた篠塚が2-2まで巻き返す。中国撃破まであと一歩まで迫った篠塚だったが、反撃は及ばず最終ゲームを6-11で落として悔しい準決勝敗退となった。
写真:何卓佳(中国)/提供:WTT
日本選手が参戦していなかった女子シングルスでは何卓佳(フーズオジャー・中国)が決勝で地元ドイツのシャン・シャオナをゲームカウント3-2で下して優勝している。何卓佳は女子ダブルス、混合ダブルスでも優勝しており、3冠を達成した。
WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ 最終成績
男子シングルス
1位:ステファン・メンゲル(ドイツ)
2位:劉丁碩(中国)
3位:篠塚大登(愛知工業大)、周恺(中国)
女子シングルス
1位:何卓佳(中国)
2位:シャン・シャオナ(ドイツ)
3位:サビーネ・ウィンター(ドイツ)、石洵瑶(中国)
男子ダブルス
1位:リカルド・ワルザー/セドリック・マイスナー(ドイツ)
2位:于子洋/周恺(中国)
3位:何鈞傑/姚鈞涛(中国香港)、劉丁碩/曹魏(中国)
女子ダブルス
1位:王添藝/何卓佳(中国)
2位:バラボラ・バラージョバー(スロバキア)/ハナ・マテロワ(チェコ)
3位:李恩惠/金可英(韓国)、斉菲/呉洋晨(中国)
混合ダブルス
1位:周恺/何卓佳(中国)
2位:セドリック・マイスナー/ユアン・ワン(ドイツ)
3位:邱党/ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)、ナンダー・エチェキ/ドーラ・マダラサズ(ハンガリー)