文:ラリーズ編集部
<卓球・ITTF混合チームワールドカップ2023 日程:12月4~10日 場所:成都(中国)>
4日、ITTF混合チームワールドカップ2023が開幕し、第1ステージの試合が行われた。
ITTF混合チームワールドカップのルール
1番混合ダブルス、2番女子シングルス(ミックスダブルスに参加しない選手が出場)、3番男子シングルス(ミックスダブルスに参加しない選手が出場)、4番女子ダブルスor男子ダブルス、5番男子ダブルスor女子ダブルスで試合を行い、先に8ゲームを先取したチームが勝利となる。
総当たり形式の第1ステージでは、勝利したチームに勝ち点2、敗れたチームに勝ち点1が与えられ、最終的に勝ち点が多い上位2チームが第2ステージに進出する。
第2ステージでは、8チームによる総当たり戦を実施して順位を決める。ただし、第1ステージで既に対戦した国同士の結果は第1ステージの結果が持ち越され、再戦はしない。
日本代表が初戦を快勝
日本代表は第1ステージ第1試合でルーマニア代表と対戦。日本代表は1番に、国際大会での実績もある戸上隼輔(明治大)/張本美和(木下アカデミー)ペアを起用した。久しぶりのペアリングとなった戸上/張本ペアだが、相手のオビディウ・イオネスク/ベルナデッテ・スッチペアにゲームカウント2-1で勝ち越し、上々の滑り出しを見せた。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
2番では早田ひな(日本生命)とアディアナ・ディアコヌが対戦。1ゲームを奪われるなど苦戦を強いられるも、早田もなんとかゲームカウント2-1で勝ち越し、トータルカウント4-2とリードを広げて、3番に繋いだ。
ここで一気に差をつけたい日本代表は、3番に張本智和(智和企画)を起用。デュースにもつれるゲームもありつつも、相手のMOVILEANU Dariusにゲームカウント3-0の試合を見せ、トータルカウントを7-2とする。
勝利に王手をかけた日本代表は、4番ダブルスに木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下アカデミー)ペアが出場。アディアナ・ディアコヌ/アンドレア・ドラゴマンペアからしっかりと1ゲームを奪い、トータルカウント8-2として試合終了。
慣れない試合形式の中でも日本代表が初戦を勝ち切り、勝ち点2を獲得した。
第1ステージ第1試合
〇日本 8-2 ルーマニア
戸上隼輔(明治大)/張本美和(木下アカデミー)2-1 オビディウ・イオネスク/ベルナデッテ・スッチ
早田ひな(日本生命)2-1 アディアナ・ディアコヌ
張本智和(智和企画)3-0 MOVILEANU Darius
木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下アカデミー)1-0 アディアナ・ディアコヌ/アンドレア・ドラゴマン
ITTF混合チームワールドカップ2023日本代表
男子選手
張本智和(智和企画)
戸上隼輔(明治大学)
吉山僚一(日本大学)
曽根翔(T.T彩たま)
女子選手
早田ひな(日本生命)
平野美宇(木下グループ)
木原美悠(木下グループ)
張本美和(木下アカデミー)