写真:ユアン・ジャナン(フランス)とダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:ETTU
大会報道 ダルコ・ヨルジッチが驚異の3連覇 女子はユアン・ジャナンが初の優勝を果たす<卓球・ヨーロッパTOP16>
2024.01.23
文:ラリーズ編集部
<ヨーロッパTOP16 日程:2024年1月20日~1月21日 場所モントルー(スイス)>
1月21日、ヨーロッパTOP16の決勝がスイスのモントルーで行われ、男子シングルスでダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)、女子シングルスでユアン・ジャナン(フランス)が優勝を果たした。
史上4人目の3連覇を果たす
男子シングルス決勝には、ヨーロッパトップ16を2連覇中のダルコ・ヨルジッチと、2021年世界選手権準優勝のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)が登場。この対決カードは2022年のヨーロッパトップ16の決勝戦と同じであり、当時はヨルジッチが勝利し、悲願の初優勝を果たしている。
第1ゲームはラッキーポイントもあり、モーレゴードが先取。しかし、そこから積極的に攻めていったヨルジッチが、4ゲームを勢いのまま連取し、ゲームカウント4-1でヨルジッチが勝利。ヨーロッパトップ16史上4人目となる3連覇を達成した。
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:ETTU
また、試合後ヨルジッチは、「序盤は少し緊張していた。4-1とリードしていたのに、モーレゴードにラッキーボールが2つあって、少し動揺した。しかし、次のゲームではプレーのすべてにおいて、よりアグレッシブになった。簡単なミスはしなかった。今日の自分のプレーには満足しているよ」と語った。
悲願の初優勝
女子シングルス決勝では、ユアン・ジャナンと昨年も決勝に進出していたソフィア・ポルカノバ(オーストリア)が対戦。ユアンが第1ゲームを先取したが、ポルカノバも決して引けを取らず、第2ゲーム、接戦となった第4ゲームを制し、第5ゲームでは怒涛の追い上げを見せた。追い込まれたユアンだったが、第6、7ゲームを盛り返して連取し、ゲームカウント4-3でユアンが勝利。ヨーロッパトップ16の自信初優勝を飾った。
写真:ユアン・ジャナン(フランス)/提供:ETTU
試合後、ユアンは「このタイトルをとても誇りに思うわ。ここに来たときは、勝てるとは思っていなかったわ。去年は開幕戦で負けてしまったから。まだ心臓がバクバクしている。観客が頂点に立つ勇気を与えてくれた。」と語った。
男子シングルス結果
優勝:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)
準優勝:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)
3位:マルコス・フレイタス(ポルトガル)、アレクシス・ルブラン(フランス)
女子シングルス結果
優勝:ユアン・ジャナン(フランス)
準優勝:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)
3位:ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)、ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)