文:ラリーズ編集部
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)>
16日からITTF世界卓球選手権釜山大会2024が開幕する。韓国の釜山は2020年に世界選手権(個人戦)を開催予定だったが、新型コロナウイルスの流行により戦後初の開催中止を余儀なくされていたため、今回4年越しに開催が実現する形となった。
2月16日~20日の5日間は予選リーグが行われる。また、各リーグの組み合わせも1月16日の抽選会で決定した。男子日本代表はチャイニーズタイペイ、ナイジェリア、チェコ、マダガスカルと同組となった。
なお、今大会で男女ともにベスト8以上に入ったチームにはパリオリンピック・卓球競技の団体戦への出場権が与えられる。加えて、団体戦の出場権を得たチームには自動的にシングルスの出場枠「2」も与えられる。
難敵ぞろいのグループに入った男子日本代表
世界チームランキング5位の男子日本代表は難敵ぞろいの組み合わせとなった。中でも、世界チームランキング9位のチャイニーズタイペイは日本の予選リーグ1位通過の最大の壁となることが予想される。
写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
チャイニーズタイペイは世界ランキング8位の絶対的エース林昀儒(リンユンジュ)を軸に、急速に実力を上げている高承睿(ガオチェンルイ)、41歳のレジェンド・荘智淵(チュアンチーユエン)ら実力者を揃えている。
チャイニーズタイペイとの試合は3日(第3試合)となっているため、その前の2戦で勝利を収め、少しでもプレッシャーを減らして臨みたいところだ。
写真:クアドリ・アルナ(ナイジェリア)/提供:WTT
しかし、チャイニーズタイペイ前の2戦も決して安泰とは言えない。日本の初戦の相手であるナイジェリアには、世界ランキング12位の“ナイジェリアの剛腕”クアドリ・アルナがメンバー入りしている。シンガポールスマッシュ2023では張本智和(智和企画)にストレートで勝利しており、今大会でも大きな壁となることが予想される。
写真:トーマス・ポランスキー(チェコ)/提供:Czech Table Tennis
また、第2戦の相手であるチェコにはU21のヨーロッパチャンピオンになった経歴を持つトーマス・ポランスキーや31歳のベテラン、パベル・シルセックら、こちらも実力者を揃えている。
パリ五輪出場権獲得に向けて、予選リーグを1位で通過し決勝トーナメントを有利に進めたいところだが、一筋縄ではいかない戦いとなることが予想される。
出場選手
張本智和(智和企画)
戸上隼輔(明治大)
篠塚大登(愛知工業大)
田中佑汰(個人)
松島輝空(木下グループ)
日本男子代表試合予定
16日
vs ナイジェリア(17:00~)
17日
vs チェコ(17:00~)
18日
vs チャイニーズタイペイ(17:00~)
19日
vs マダガスカル(17:00~)