写真:アイヒカ・ムカルジー(インド)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 インド代表・ムカルジーとアクラ、世界ランク1位・2位の中国選手に大金星 試合は中国代表が辛勝<世界卓球2024>
2024.02.16
文:ラリーズ編集部
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)>
16日、世界卓球選手権釜山大会が開幕し、女子予選リーグで中国代表とインド代表が対戦した。
インドが中国から2勝挙げる
ともに今大会最初の試合となった中国とインドの試合では、1番で世界ランキング1位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)と同155位のアイヒカ・ムカルジー(インド)が対戦。試合はムカルジーがバック面のアンチラバーを使う変化攻撃を駆使し、第1ゲームを12-10で奪取。続く第2ゲームは孫頴莎がペースを掴んで11-2で奪い返すも、第3ゲームは再びムカルジーが奪取する。
勢いに乗ったムカルジーは第4ゲームも制して、ゲームカウント3-1で勝利。ムカルジーが孫頴莎から大金星を挙げて、インドが先制した。
写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
続く2番では世界ランキング4位の王曼昱(ワンマンユ・中国)と同36位のマニカ・バトラが対戦。バトラもバック面の粒高ラバーで変化をつけるも、王曼昱は冷静に処理し、ゲームカウント3-1で勝利。中国が1点を奪い返し、マッチカウントを1-1とした。
写真:スレージャ・アクラ(インド)/撮影:ラリーズ編集部
3番では、世界ランキング2位の王藝迪(ワンイーディ・中国)とスレージャ・アクラ(インド)が対戦。アクラはバック面の粒高ラバーの変化を駆使して、早々に2ゲームを連取。勝利に王手をかけた第3ゲームはデュースまでもつれるも、最後はアクラのレシーブを狙った王藝迪のバックハンドがオーバーし、試合終了。アクラが王藝迪にストレートで勝利し、インドがマッチカウント2-1で勝利に王手をかけた。
勝負を決めたいインドだったが、4番ではバトラが孫頴莎にゲームカウント1-3で敗れ、マッチカウントは2-2となる。そして、ラストの5番では王曼昱とムカルジーが対戦。競り合う場面も見られるも、落ち着いたプレーで得点を重ねた王曼昱がストレートで勝利し、中国がマッチカウント3-2で勝利を決めた。
インドは惜しくも敗れたものの、確かな爪痕を残した。
女子予選リーグ
〇中国 3-2 インド
写真:孫穎莎(スンイーシャ)/撮影:ラリーズ編集部
孫穎莎(スンイーシャ)1-3 アイヒカ・ムカルジー〇
10-12/11-2/11-13/6-11
〇王曼昱(ワンマンユ)3-1 マニカ・バトラ
11-3/11-8/13-15/11-7
王藝迪(ワンイーディ)0-3 スレージャ・アクラ〇
7-11/9-11/11-13
〇孫穎莎(スンイーシャ)3-1 マニカ・バトラ
11-3/11-6/11-13/11-9
〇王曼昱(ワンマンユ)3-0 アイヒカ・ムカルジー
11-9/13-11/11-6