文:ラリーズ編集部
<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2024 日程:2024年4月15~21日 場所:マカオ(中国)>
19日、WTT男女ワールドカップマカオ2024は大会5日目を向かえ、男女シングルス準々決勝が行われた。
張本兄妹が揃って4強入り
男子シングルス準々決勝では、張本智和(智和企画)とアントン・ケルベリ(スウェーデン)が対戦。1回戦で世界ランキング3位の梁靖崑(リャンジンクン・中国)に勝利した強敵に対して、張本は序盤から積極的な攻撃を見せる。しかし、ケルベリも簡単にミスはせず、第1ゲームはケルベリが先取する。
続く第2ゲームは張本が制するも、第3ゲームは再びケルべりに奪われ、ゲームカウントは1-2に。流れを掴み切れない張本だったが、第4ゲームを11-9で粘って取り切ると、続く第5ゲームも11-9で奪取。
勝利に王手をかけた第6ゲームは徐々にケルベリにミスが出始め、張本が6-1とリードを広げる。そのまま点差をつけたまま試合を進め、最後は張本が渾身のフォアドライブを突き刺して試合終了。苦しみながらもゲームカウント4-2で勝利を収め、準決勝進出を決めた。
写真:張本美和(木下グループ)/提供:ITTF
女子シングルス準々決勝では、張本美和(木下グループ)とアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)が対戦。試合は、1回戦で世界ランキング3位の王藝迪(ワンイーディ・中国)に勝利して勢いに乗る張本がペースを握り、第1~第3ゲームを連取する。
第4ゲームはディアスが巧みなコース取りでポイントを重ね、11-8で奪取する。これでペースを掴んだディアスは、第5ゲームもサービスや台上プレー、両ハンドの打ち分けなどを駆使して張本を苦しめるも、張本は最後まで大きく崩れず、最後は張本がバックハンドドライブで決めて勝利。ゲームカウント4-1でディアスを下し、準決勝に駒を進めた。
男子シングルス準々決勝
写真:アントン・ケルベリ(スウェーデン)/提供:ITTF
〇張本智和(智和企画)4-2 アントン・ケルベリ(スウェーデン)
9-11/11-7/9-11/11-9/11-9/11-4
女子シングルス準々決勝
写真:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)/提供:ITTF
〇張本美和(木下グループ)4-1 アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
11-3/11-7/11-2/8-11/11-8