文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズ重慶2024 日程:2024年5月30~6月3日 場所:重慶(中国)>
30日、WTTチャンピオンズ重慶が開幕し、大会1日目は男女シングルス1回戦の一部が行われた。
張本美和が台湾のエースを倒し初戦突破
女子シングルス1回戦では、張本美和(木下グループ)が台湾のエース、鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と対戦。第1ゲームは序盤から鄭のペースで試合が進み、張本は一気に点数を引き離されて、鄭が第1ゲームを先取する。
写真:鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
しかし、第2ゲームは打って変わって張本のペースに。張本が終始リードを保ち、11-2で張本がゲームを取り返す。第3ゲームは中盤まで競り合うも、張本が4本連続ポイントで引き離し、11-7でゲームを連取する。
第4ゲームは互いに譲らぬ競り合い。しかし、張本が鄭に並ばれてもリードは渡さず、終盤の2点差を守り切り11-9で奪取。ゲームカウント3-1で張本が勝利し、日本女子で最初に2回戦進出を決めた。
写真:張本美和(木下グループ)/提供:WTT
松島輝空が初戦突破
男子シングルスでは、松島輝空(木下グループ)と戸上隼輔(井村屋グループ)が登場。松島はアンダース・リンド(デンマーク)と対戦。第1ゲームから試合は松島のペースで展開する。第1ゲームは常に優位に立ち続けゲームを先取。そのままの勢いで、第2ゲームも松島が連取する。
写真:アンダース・リンド(デンマーク)/提供:WTT
しかし、第3ゲームは序盤から一気に抜け出したリンドが松島を突き放し、意地で1ゲームを返す。第4ゲームは再び松島のペースで試合が展開。6点連続ポイントでリンドを突き放し一気に第4ゲーム奪取。ゲームカウント3-1で松島が勝利。2回戦進出を決めた。
2回戦では、第1シードの王楚欽(ワンチューチン・中国)と対戦する。
写真:松島輝空(木下グループ)/提供:WTT
戸上はドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)と対戦。第1ゲームからオフチャロフのサービスとレシーブに苦しめられ、完全に流れがオフチャロフに。そのまま第1ゲームはオフチャロフが先取する。第2ゲームは序盤戸上のリードも見られるも、オフチャロフに追いつかれ競り合いとなる。
写真:戸上隼輔(井村屋グループ)/提供:WTT
8-8からはオフチャロフが抜け出し、戸上も点を返すも、11-9でオフチャロフがゲームを連取する。第3ゲームは再びオフチャロフのサービスに苦しめられ、7本連続ポイントを許し、戸上が一気に離される展開に。
しかし、戸上も4本連続で取り返して意地を見せ1点差とする。戸上は最後までオフチャロフに肉薄するも、オフチャロフが逃げ切り、試合はオフチャロフに軍配。ストレートでオフチャロフが勝利し、戸上は初戦敗退となった。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:WTT
31日には、男女シングルス1回戦の残りが行われる。
30日 日本選手試合結果
男子シングルス1回戦
〇松島輝空(木下グループ)3-1 アンダース・リンド(デンマーク)
戸上隼輔(井村屋グループ)0-3 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)〇
女子シングルス1回戦
〇張本美和(木下グループ)3-1 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
31日 日本選手試合予定
男子シングルス1回戦
張本智和(智和企画)- オマー・アサール(エジプト)
女子シングルス1回戦
早田ひな(日本生命)- ブルーナ・タカハシ(ブラジル)
平野美宇(木下グループ)- ディナ・メシュレフ(エジプト)
伊藤美誠(スターツ)- 王曼昱(ワンマンユ・中国)