＜パリ五輪卓球競技　日程：2024年7月27日～8月10日　場所：サウスパリアリーナ4＞

30日、パリ五輪卓球競技は大会4日目を迎え、混合ダブルス決勝で李正植（リジョンシク）/金琴英（キムクンヨン・北朝鮮）ペアと王楚欽（ワンチューチン）/孫頴莎（スンイーシャ・中国）ペアが対戦した。

北朝鮮ペアは惜しくも敗れる

李正植/金琴英ペアは、1回戦で張本智和（智和企画）/早田ひな（日本生命）ペアを撃破して大きな話題となった北朝鮮のペア。準々決勝では世界ランク9位のスウェーデンペア、準決勝では世界ランク4位の香港ペアに勝利し、決勝に勝ち上がってきた。

写真：王楚欽（ワンチューチン）/孫頴莎（スンイーシャ・中国）/提供：ITTFWorld

試合は、金琴英の粒高ラバーの変化に序盤から対応した中国ペアが流れを掴み、第1ゲームを先取。しかし、続く第2ゲームは金琴英がボールに変化を加える打ち方でチャンスを作り、北朝鮮ペアがリード。そのままの勢いで第2ゲームを奪い、ゲームカウント1-1となる。第3ゲームも、点数では中国ペアがリードしながらも北朝鮮ペア優勢でゲームは進む。

しかし、第3ゲーム中盤で中国ペアがタイムアウトを取ると、タイムアウト明けのラリーを中国ペアが制し、そのままゲームを奪取。続く第4ゲームも勢いに乗った中国ペアが11-5で制して、ゲームカウント3-1と金メダルに王手をかける。

北朝鮮ペアも粘りを見せて第5ゲームを奪うも、一進一退の攻防が続いた第6ゲームは、中国ペアが要所を制し、最後は李正植のドライブがネットにかかり、試合終了。

ゲームカウント4-2で王楚欽/孫頴莎ペアが勝利し、中国代表史上初の混合ダブルス金メダルを獲得した。

なお、北朝鮮代表にとっては、2016年リオデジャネイロ五輪以来の卓球競技でのメダル獲得となった。

パリ五輪混合ダブルス決勝

〇王楚欽（ワンチューチン）/孫頴莎（スンイーシャ・中国）4-2 李正植（リジョンシク）/金琴英（キムクンヨン・北朝鮮）
11-6/7-11/11-8/11-5/7-11/11-8

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