止まらない北朝鮮旋風 ピョンソンギョン、世界ランク11位に大逆転勝利で8強入り 次戦は早田ひなとの可能性<パリ五輪卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ピョン・ソンギョン(北朝鮮)/提供:ITTFWorld

大会報道 止まらない北朝鮮旋風 ピョンソンギョン、世界ランク11位に大逆転勝利で8強入り 次戦は早田ひなとの可能性<パリ五輪卓球競技>

2024.07.31

文:ラリーズ編集部

<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4>

31日、パリ五輪卓球競技は大会5日目を迎え、女子シングルス3回戦にピョン・ソンギョン(北朝鮮)が登場した。

ピョン・ソンギョンがベスト8進出

女子シングルス2回戦で、ピョン・ソンギョンは世界ランキング11位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)と対戦。

ピョン・ソンギョンは、1回戦で東京五輪女子団体銅メダルの杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)、2回戦で世界ランキング16位のニーナ・ミッテルハム(ドイツ)を下して勝ち上がってきており、大きな話題となっている選手。

対するディアスも、プエルトリコ代表の絶対的なエースとして国内外の大会で活躍しており、昨年12月の混合W杯では、パリ五輪中国代表にも選出されている王曼昱(ワンマンユ・中国)にも勝利した実力者。


写真:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)/提供:ITTFWorld

試合は、ディアスが得意の両ハンド連打で流れを作り、あっという間に3ゲームを連取。ピョン・ソンギョンは防戦一方の展開となり、ここからの逆転は難しいかと思われた。

しかし、第4ゲームをピョン・ソンギョンが11-9でなんとか制すると、第5、第6ゲームもピョン・ソンギョンが制して、勝負は最終第7ゲームへ。

第7ゲームも一進一退の攻防が続くも、中盤でピョン・ソンギョンが点差をつけて、10-6で先にマッチポイントを奪取。その後、ディアスに1点を返されるも、最後はディアスのボールが台からオーバーし、試合終了。ピョン・ソンギョンが、ゲームカウント0-3の窮地から大逆転勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

なお、このあと行われる女子シングルス3回戦で早田ひな(日本生命)が勝利した場合、ピョン・ソンギョンは準々決勝で早田と対戦することになる。

パリ五輪女子シングルス3回戦

〇ピョン・ソンギョン(北朝鮮)4-3 アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
6-11/6-11/9-11/11-9/11-8/11-6/11-7

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