女子韓国代表が16年ぶりのメダル獲得 チーム最年長の田志希が単複2勝の活躍<パリ五輪卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:女子韓国代表/提供:ITTFWorld

大会報道 女子韓国代表が16年ぶりのメダル獲得 チーム最年長の田志希が単複2勝の活躍<パリ五輪卓球競技>

2024.08.10

文:ラリーズ編集部

<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4>

10日、パリ五輪卓球競技は大会15日目を迎え、女子団体3位決定戦で韓国代表がドイツ代表と対戦した。

女子韓国代表が銅メダル獲得

1番では、田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国)ペアとシャン・シャオナ/ユアン・ワン(ドイツ)ペアが対戦。序盤は世界ランキング2位の田志希/申裕斌ペアが主導権を握り、第1、第2ゲームを連取するも、第3ゲームからシャン・シャオナ/ユアン・ワンペアが息を吹き返し、2ゲームを連取。勝負は最終第5ゲームへもつれ込む。


写真:田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国)/提供:ITTFWorld

第5ゲームもシャン・シャオナ/ユアン・ワンペアが4ー7でリードし、苦しい展開となった田志希/申裕斌ペアだったが、そこから粘って逆転し、最後は11-8でゲームを奪取。ゲームカウント3-2で田志希/申裕斌ペアが勝利し、韓国が貴重な1勝をマークした。


写真:アネット・カウフマン(ドイツ)/提供:ITTFWorld

続く2番では、李恩惠(イウンヘ・韓国)とアネット・カウフマン(ドイツ)が対戦。下馬評では、準決勝の日本戦で張本美和(木下グループ)を破ったカウフマンが優勢かと思われたが、試合は競り合いながらも李恩惠が要所要所でポイントを重ね、2ゲームを連取する展開に。

そして、李恩惠が勝利に王手をかけた第3ゲームは、カウフマン得意の両ハンド強打は沈黙。11-2で李恩惠がゲームを取り切り、韓国がマッチカウント2-0で銅メダルに王手をかけた。


写真:田志希(チョンジヒ・韓国)/提供:ITTFWorld

3番では、田志希とシャン・シャオナという、チームの再年長選手同士のカードが実現。試合は、両ハンドで積極的な攻撃を見せた田志希が主導権を握り、第1、第2ゲームを連取。そして、第3ゲームも11-6で取り切り、ストレートで完勝。韓国がマッチカウント3-0でドイツを下し、女子団体銅メダルを獲得した。

なお、女子韓国代表のメダル獲得は、団体種目が採用された2008年の北京五輪以来16年ぶりとなった。

パリ五輪女子団体3位決定戦

〇韓国 3-0 ドイツ


写真:李恩惠(イウンヘ)/提供:ITTFWorld

〇田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン)3-2 シャン・シャオナ/ユアン・ワン
11-6/11-8/8-10/10-12/11-8

〇李恩惠(イウンヘ)3-0 アネット・カウフマン
11-8/11-9/11-2

〇田志希(チョンジヒ)3-0 シャン・シャオナ
11-6/11-6/11-6

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