「これが卓球の醍醐味」パリ五輪銀・モーレゴード、張本智和をフルゲームで下す<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「これが卓球の醍醐味」パリ五輪銀・モーレゴード、張本智和をフルゲームで下す<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024>

2024.10.04

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024 日程:2024年9月26日~10月6日 場所:北京(中国)>

10月3日、WTTチャイナスマッシュ2024は大会8日目を迎え、男女シングルス3回戦と男女ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス3回戦では、吉村真晴(株式会社SCOグループ)、松島輝空(木下グループ)を下して勝ち上がってきたパリ五輪男子シングルス銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と張本智和(智和企画)が対戦。

一進一退の攻防が続き試合は最終ゲームまでもつれたが、デュースを13-11で制したモーレゴードが勝利。モーレゴードは準々決勝に進んだ。

以下、試合後のモーレゴードのコメント。

トルルス・モーレゴード 試合後コメント

試合を振り返って

とても嬉しいです。本当に難しい試合でした。チェスのような試合で、途中で混乱する場面もありましたが、相手も同じように混乱させたと思います。これが卓球の醍醐味ですね。素晴らしいラリーと戦術・技術的な駆け引きがありました。

最終的なポイントも52ポイントずつの大接戦だったが

相手が2ゲーム取ったとき、自分がかなり劣勢だと感じていました。最初のゲームも本当に厳しくて、勝てる試合だとは思わなかったです。

9-9の場面では本当に緊張していました。相手のロングサービスを受けたとき、(回り込みで)自分が取れると思っていたのですが、相手のトップスピンに対応できずミスしてしまいました。しかし9-10で、もう一度(回り込みを)試してみたんです。

この試合は会場がとても騒がしくて、何が起きているのか分からないほどでした。本当に難しい試合でした。言葉で説明するのも難しいですね。

次の対戦相手は今大会で初めて日本人以外の選手になるが

日本チャンピオンを倒して、次はフェリックスか向鵬選手との対戦になるので楽しみです。自分のプレーを続けて、良い結果を出したいですね。もちろん、簡単には諦めません。彼らは本当に多くの練習を積んでいますが、私たちも同じようにたくさん練習してきました。

(私は)独特なプレースタイルで戦ってきたので、それが良い学びになっています。特にショットを決めるのは難しいですが、それがまた面白い部分です。

試合の中で上手くいかないこともありますが、それでも自分のスタイルを信じて続けることが大事ですね。

WTTチャイナスマッシュ2024

男子シングルス3回戦


写真:張本智和(智和企画)/撮影:ラリーズ編集部

〇トルルス・モーレゴード(スウェーデン)3-2 張本智和(智和企画)
15-13/9-11/4-11/11-6/13-11