＜卓球・WTTチャイナスマッシュ2024　日程：2024年9月26日～10月6日　場所：北京（中国）＞

6日、WTTチャイナスマッシュ2024は大会最終日を迎え、全種目が終了した。

男子単は林詩棟、女子単は孫穎莎が優勝

写真：馬龍（マロン・中国）/撮影：ラリーズ編集部

男子シングルス決勝では、19歳の林詩棟（リンシドン・中国）と35歳のレジェンド・馬龍（マロン・中国）が対戦。第1ゲームは林詩棟が先取するも、第2ゲーム以降は馬龍の流れとなり、第2、第3ゲームを馬龍が連取。第4ゲームは長いデュースにもつれる接戦となるも、馬龍が15-13で制し、勝利に王手をかける。

写真：林詩棟（リンシドン・中国）/撮影：ラリーズ編集部

しかし、第5ゲームからは、追い込まれた林詩棟が躍動。第5ゲームを11-4、第6ゲームは11-5で奪い返し、勝負は最終第7ゲームへ。最終ゲームは馬龍有利の展開でリードするも、馬龍リードの8-4から林詩棟が得意のバックハンドでノータッチを取るプレーを皮切りに、怒涛の連続ポイントで逆転勝利。フルゲームの激戦を林詩棟が制し、見事な優勝を果たした。

写真：孫穎莎（スンイーシャ・中国）/撮影：ラリーズ編集部

女子シングルス決勝では、女王・孫穎莎（スンイーシャ・中国）と王曼昱（ワンマンユ・中国）が対戦。ライバル同士の一戦は見ごたえのある一戦に。第1ゲームは孫が先取するも、第2ゲームはデュースまでもつれる接戦を14-12で王が制し互角の試合展開に。

第3ゲームは孫が、第4ゲームは王が圧倒し、ゲームカウントは2-2となる。しかし、第5ゲームからは中盤で流れを掴み直した孫が一気に王を突き放しゲームを奪うと、王の猛追をはねのけ、第6ゲームも孫が奪取。ゲームカウント4-2で孫が勝利し、優勝を果たした。

写真：張本智和（智和企画）/撮影：ラリーズ編集部

その他、日本選手の結果として、男子シングルスでは吉村真晴（株式会社SCOグループ）、松島輝空（木下グループ）、張本智和（智和企画）の3人がトルルス・モーレゴード（スウェーデン）に敗北を喫するも、張本はフルゲームの激戦を演じベスト16に入った。

また女子シングルスでは、伊藤美誠（スターツ）が平野美宇（木下グループ）を破った金娜英（キムナヨン・韓国）を下しベスト8。スマッシュ初出場となった森さくら（日本生命）はベスト16という成績を残した。

WTTチャイナスマッシュ2024最終結果

男子シングルス

写真：男子シングルス表彰式/撮影：ラリーズ編集部

優勝：林詩棟（リンシドン・中国）
準優勝：馬龍（マロン・中国）
第3位：向鵬（シャンパン・中国）、梁靖崑（リャンジンクン・中国）

女子シングルス

写真：女子シングルス表彰式/撮影：ラリーズ編集部

優勝：孫穎莎（スンイーシャ・中国）
準優勝：王曼昱（ワンマンユ・中国）
第3位：范思琦（ファンシチ・中国）、陳幸同（チェンシントン・中国）

男子ダブルス

写真：男子ダブルス表彰式/撮影：ラリーズ編集部

優勝：王楚欽（ワンチューチン）/梁靖崑（リャンジンクン・中国）
準優勝：林高遠（リンガオユエン）/林詩棟（リンシドン・中国）
第3位：袁励岑（ユエンリィツェン）/向鵬（シャンパン・中国）、アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン（フランス）

女子ダブルス

写真：女子ダブルス表彰式/撮影：ラリーズ編集部

優勝：銭天一（チェンティエンイ）/陳幸同（チェンシントン・中国）
準優勝：孫穎莎（スンイーシャ）/王藝迪（ワンイーディ・中国）
第3位：鄭怡静（チェンイーチン）/李昱諄（リユジュン・チャイニーズタイペイ）、陳熠（チェンイー）/徐奕（シューイ・中国）

混合ダブルス

写真：混合ダブルス表彰式/撮影：ラリーズ編集部

優勝：林詩棟（リンシドン）/蒯曼（クアイマン・中国）
準優勝：林高遠（リンガオユエン）/王藝迪（ワンイーディ・中国）
第3位：薛飛（シュフェイ）/銭天一（チェンティエンイ・中国）、クリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ（スウェーデン）