「逆転できるとは思っていなかった」19歳・林詩棟、馬龍に逆転勝利で男子シングルス制覇<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:林詩棟(リンシドン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「逆転できるとは思っていなかった」19歳・林詩棟、馬龍に逆転勝利で男子シングルス制覇<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024>

2024.10.08

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024 日程:2024年9月26日~10月6日 場所:北京(中国)>

10月6日、WTTチャイナスマッシュ2024は最終日を迎え、男女シングルス決勝が行われた。

男子シングルスでは、馬龍(マロン・中国)と林詩棟(リンシドン・中国)が対戦。ゲームカウント0-1から馬龍が3ゲームを連取し勝利まであと1ゲームとするも、そこから林詩棟が2ゲームを取り返し、最終ゲームも4-8のビハインドから7連続得点を奪った林詩棟がゲームカウント4-3で勝利。林詩棟はグランドスマッシュ男子シングルスで初タイトルを手にした。

以下、試合後の林詩棟のコメント。

林詩棟 試合後コメント

決勝戦を振り返って

試合の序盤は正直、もうどうしようもないと感じていました。(ゲームカウント)1-3になったとき、自分でも逆転できるとは思いませんでしたが、最後まで諦めずににプレーしました。真剣に取り組んでいけば、チャンスがあると信じていました。

この優勝はとても嬉しいです。北京で初めて開催されたこの大会で優勝できたことは、特別な思い出になります。

馬龍選手がチームキャプテンとして与える精神的な影響について

彼はチーム内で非常に模範的な存在です。彼は全世界においても尊敬されるリーダーで、私たち若手にもたくさんのことを教えてくれます。日頃から、わからないことがあれば彼が教えてくれるし、彼の存在は本当に大きな支えです。

第4ゲームの7-6でタイムアウトを取った意図について

第4ゲームでは自分のペースが乱れそうだったので、タイムアウトを取って自分を落ち着かせるための時間を取りました。

今回の試合では何度も逆転劇があったが特に心拍数が上がった瞬間は

最も緊張したのは第5セットでお互いに接戦を繰り広げていたときです。特に最後のポイント(14-14あたりから)のときは、ものすごく緊張していました。

そのゲームは取られましたが逆に吹っ切ることができて、その後はより冷静にプレーできました。

WTTチャイナスマッシュ2024

男子シングルス決勝


写真:馬龍(マロン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

〇林詩棟(リンシドン・中国)4-3 馬龍(マロン・中国)
11-4/7-11/5-11/13-15/11-4/11-5/11-8