「自分の考えは貫こうと思っている」絶対王者・馬龍、新星・林詩棟に敗れ準優勝<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:馬龍(マロン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「自分の考えは貫こうと思っている」絶対王者・馬龍、新星・林詩棟に敗れ準優勝<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024>

2024.10.08

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024 日程:2024年9月26日~10月6日 場所:北京(中国)>

10月6日、WTTチャイナスマッシュ2024は最終日を迎え、男女シングルス決勝が行われた。

男子シングルスでは、馬龍(マロン・中国)と林詩棟(リンシドン・中国)が対戦。ゲームカウント0-1から馬龍が3ゲームを連取し勝利まであと1ゲームとするも、そこから林詩棟が2ゲームを取り返し、最終ゲームも4-8のビハインドから7連続得点を奪った林詩棟がゲームカウント4-3で勝利。林詩棟はグランドスマッシュ男子シングルスで初タイトルを手にした。

注目される馬龍の進退について現地のインタビュワーが質問を投げかけたが、馬龍は明確な言及を避けた。

試合後の質問と馬龍のコメントは以下の通り。

馬龍 試合後コメント

WTT中国でのスマッシュが最後になるかもしれないと話していたが

変わらず自分の考えは貫こうと思っています。まずは、林詩棟を祝福したいと思います。今日も非常に素晴らしい試合でしたし、素晴らしい逆転劇でした。

また最近の林詩棟の結果やパフォーマンスが良いのはみんな見てわかると思います。実は中国チームにはもっと皆さんが注目すべき若くて優秀な選手がたくさんいます。

自分にとっては今大会決して失敗したわけではないです(笑)。20代の自分だったら毎試合勝者として最後まで台に立ちたいと思いますが、今回に関してはこの試合に参加できたこと、この舞台に立てたことが成功だと思っています。もっと言えば、決勝まで進めたことは自分の想像を超えました。

ここまでの長いプロ卓球人生で1番印象に残った瞬間は

今この瞬間がすでに結構印象深いです(笑)。

まずは、今回自分のホームにもなる北京にスマッシュの大会で来れてとても嬉しいです。みんなもこの大会期間中、近距離で卓球の魅力や現場の刺激を受けたと思います。しかも今まで観戦してくれていたのは女性ファンがほとんどでしたが、今回はたくさんの男性も観戦してくれてより気持ち良くなりました。

これは本当に奇妙なプロ卓球人生でした。当然のことながら失敗することもあるし、成功することもあると思います。ただ、私は微笑みながらこの場を去ることができると確信しています。

WTTチャイナスマッシュ2024

男子シングルス決勝


写真:林詩棟(リンシドン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

〇林詩棟(リンシドン・中国)4-3 馬龍(マロン・中国)
11-4/7-11/5-11/13-15/11-4/11-5/11-8