文:ラリーズ編集部
<ITTF世界ユース選手権2024 日程:2024年11月22~29日 場所:ヘルシンボリ(スウェーデン)>
22日より、ITTF世界ユース選手権が開幕する。世界ユースは年齢別にU19とU15の2つのカテゴリーに分けられており、それぞれで男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計7種目が実施される。
本記事ではU15のカテゴリーに出場する選手を男女計5人紹介する。
ITTF世界ユース選手権とは
19歳以下の世界一を決める国際大会。種目は男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計7種目で、それぞれU19(19歳以下)とU15(15歳以下)にカテゴリーが分かれている。
前身の世界ジュニア選手権では松平健太、丹羽孝希、張本智和、長﨑美柚らがシングルスで金メダルを獲得しており、現行の世界ユースになってからは木原美悠がU19女子シングルス、小塩悠菜がU15女子シングルスで金メダルを獲得している。
ベンヤミン・ファラージ(イラン)
写真:ベンヤミン・ファラージ(イラン)/提供:WTT
9月のアジア選手権で王楚欽(ワンチューチン・中国)を撃破し、林詩棟(リンシドン・中国)相手にフルゲームの激戦を演じたベンヤミン・ファラージ(イラン)は、今最も注目されている若手選手の一人と言える。
14歳とは思えない破壊力のある両ハンドドライブと、レシーブから回り込みを仕掛けていく思い切りの良さは、この年代で右に出るものはいない。
出場種目
U15男子シングルス
U15男子ダブルス
U15男子団体
ダニーロ・ファーゾ(イタリア)
写真:ダニーロ・ファーゾ(イタリア)/提供:WTT
今年のヨーロッパユース選手権U15男子団体優勝の立役者。今シーズンはユースコンテンダーU15で優勝2回、ユーススターコンテンダードーハではU19でベスト8など、この世代のヨーロッパ選手ではトップクラスの成績を残している。
安定感よりも爆発力がある戦い方が特徴で、両ハンドで粘ってからの回り込みフォアドライブは一度入りはじめたら手が付けられない。
出場種目
U15男子シングルス
U15男子ダブルス
U15混合ダブルス
U15男子団体
李承洙(イスンス・韓国)
写真:李承洙(イスンス・韓国)/提供:WTT
13歳にして世界ユースランキング14位に位置する李承洙(イスンス・韓国)は、昨年の世界ユースでU15男子シングルスベスト8まで勝ち上がった実績を持つ。
今シーズンのWTTユースシリーズでは、持ち味のダイナミックなフォアハンドを武器にU15に加えU17でも優勝しており、韓国卓球界の次世代の星として注目を集めている。
出場種目
U15男子シングルス
U15男子ダブルス
U15混合ダブルス
U15男子団体
コハル・イタガキ(ドイツ)
写真:コハル・イタガキ(ドイツ)/提供:WTT
青森山田中高で監督を務めた指導者・板垣孝司氏の愛娘。今シーズンのWTTユースシリーズではカテゴリーが上のU17、U19を主戦場としており、全ドイツ選手権では混合ダブルスで史上最年少優勝を果たした。
ミスの少ない両ハンドでラリーを展開し、コースを突いたブロックやカウンターで仕留めるスタイルは、攻撃主体の選手の驚異となるだろう。
出場種目
U15女子シングルス
U15女子ダブルス
U15混合ダブルス
U15女子団体
ジョセフィーナ・ニューマン(ドイツ)
写真:ジョセフィーナ・ニューマン(ドイツ)/提供:WTT
昨年のヨーロッパユース選手権U15女子ダブルスで優勝、世界ユース選手権ではU15女子ダブルスで3位入賞を果たした実力者(ともにパートナーはコハル・イタガキ)。ツッツキとストップから展開を作るオーソドックスな戦い方ながらも、長身を活かした両ハンドドライブのパワーは世代トップクラスだ。
出場種目
U15女子シングルス
U15女子ダブルス
U15混合ダブルス
U15女子団体